今回は今年6月に取り壊された十和田観光電鉄 三沢駅が、廃線後も交通の要所として立派に果たしていた当時の様子を取り上げたいと思います。
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再開発で2019年夏に取り壊された十和田観光電鉄「三沢駅」

2017年7月にツイッター上で

「その駅は生きていた―。
ただそのホームに、電車が来ることはない、それだけ…。」


という書き込みが話題となり訪問を決意、2018年1月の東北旅行で三沢駅へ行きました。

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この三沢駅は、2012年4月に廃止となった十和田観光電鉄の駅で、当時は十和田観光電鉄バスの案内所として利用、駅舎内に残る「駅そば」は1日平均300人が訪れる人気店の為、鉄道廃止後も駅を利用する人が途絶えませんでした。
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十和田観光電鉄(ポスターから)

十和田観光電鉄は1992年3月に撮影してましたが、残念な事に写真やネガが残っておらず・・・
十和田観光電鉄から大井川鐵道(静岡県)に譲渡された7200系は撮影してました

では、三沢駅を訪問した時の模様をご覧下さい。

【2018年1月5日】
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前日は西武池袋線初電で出発、普通列車を乗り継いで約15時間半かけて八戸入りした私は、本八戸駅近くのビジネスホテルで1泊しました。
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朝5時半に本八戸のビジネスホテルを出発
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徒歩約10分で本八戸駅に到着
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本八戸駅から乗車した6時11分発の八戸線はデビュー間もないキハE130系500番台でした
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八戸駅で「青い森鉄道」に乗り換え
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青い森鉄道 三沢駅西口に到着、現在は駅舎のエレベーターや駅前ロータリーなどが取り壊され、三沢駅前交流プラザみーくるや交通ターミナルが建設中、2020年3月にリニューアルオープンする予定
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三沢といえば航空自衛隊 三沢基地ですね
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三沢駅前は大きく変わろうとしています
(イラストの交通ターミナルと書かれた辺りが現在の十和田観光電鉄 三沢駅)
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26年振りにやってきた十和田観光電鉄 三沢駅は廃止前と変わらぬ姿でした
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ストーブの温もりと蕎麦屋の香りが出迎えてくれた
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昭和の香り漂う駅舎内
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今にも列車が入線してきそうなプラットホームが待合室から見られた

その駅は生きていた・・・その言葉の意味を実感できた気がします

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人気の駅そば「三沢駅食堂」は2019年3月10日に多くの人々に惜しまれながら三沢駅構内での営業終了、現在は三沢駅近くにある仮店舗で営業中、2020年3月には青い森鉄道 三沢駅内の新店舗へ移転予定です
(味付こんにゃく(1本50円)もオススメ)
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私が駅そばの雰囲気を味わえたのはこの日が最後だった
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2度と列車が来ないホーム
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三沢駅近くには踏切の名残が
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当時は交通の要所として役割を果たしていた三沢駅
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国際興業(上)や都営バス(下)で活躍した中古車両も三沢駅にやってきます
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1959年1月に新築された、この三沢駅は取り壊されましたが、鉄道が廃止になった後も立派に生活を支える役割を果たしていたと思いました。

60年間の歴史に幕を閉じた三沢駅・・・

取り壊された現在も人々の記憶として生き続けるだろう

【東北旅行おまけ】

三沢駅訪問後は・・・
五所川原で列車を待つ間に「立佞武多の館」(たちねぷたのやかた)へ
津軽鉄道ストーブ列車を撮影
ストーブ列車内のだるまストーブでスルメやお煎餅を焼く事も出来ます
注意肉など汁が出る食べ物はNGです焼肉
翌日は八戸線からの景色を堪能
翌々日は角館武家屋敷街を散策
秋田内陸縦貫鉄道や由利高原鉄道を撮影
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秋田県横手市で見た「かまくら」
最終日は早朝の仙台臨海鉄道へ
赤湯駅近くの跨線橋から山形新幹線や山形鉄道を撮影
帰りは赤湯駅で乗車券と特急券を別購入して、福島駅まで山形新幹線を利用、福島からは普通列車を乗り継いで帰宅しました
ネタが無い日に2018年1月の東北旅行ダイジェスト版をお送りします。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム