関東地方では先週末、11月30日のダイヤ改正でJR埼京線と相鉄本線の直通運転が開始され話題となっていますが、当方ではそんなことは知らんという感じで関西の模型の記事を今回は書いていこうと思います。

ということで先月末にKATOより発売されたこちらの製品を紹介していきます。

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KATO 10-1570 87系「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」10両セット (特別企画品)

ということでKATOより発売された瑞風の紹介です。
実車はJR九州の「ななつぼし in 九州」、JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」につづく3本目のクルーズトレインとして運行を開始した、現在のJR西日本の看板列車です。
ななつぼしでは専用DL牽引の客車方式、四季島ではEDC方式が採用されましたが、瑞風ではどちらとも異なる電気式DC方式を採用しています。
先代の24系トワイライトエクスプレスと同様、JR西日本網干総合車両所宮原支所(近ミハ)に所属し、山陽コース・山陰コースの2コースを中心に運行されています。
模型としてはTOMIXが先行して四季島につづくPG第2弾として発売し、KATOは後追いでの発売となっています。また、昨年・一昨年に発売された四季島、ななつぼしにつづくKATOクルーズトレインシリーズ第3弾となっており、KATO製クルーズトレイン3兄弟の締めとして発売された製品にもなります。
また、画像からもわかる通り、我が家では珍しいオプション室内灯組込み車となります。

それでは各部を見ていきます。

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四季島・ななつぼしと同様に車体色のブックケース中心にロゴマークの入った専用ケースとなっており、5+5の2ケース構成で収納されています。
付属品は一切ありません。

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ヘッド・テールライトの点灯状態です。
285系サンライズエクスプレス等と同様、導光材に着色がされており、外側のヘッドライトが白色、内側のフォグランプが電球色で綺麗に点灯します。
テールライトは実車とは異なりライト全体が赤く光る仕様になっています、また、テールライト点灯時はデッキ上部のライトが光るようになっており、メーカーがこだわったといっている通り、デッキの金色の手すりに綺麗に反射して見えるようになっています。

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デッキ部の金色は綺麗に印刷されています。正直TOMIX製品の展示品を見るとここのホットスタンプの仕上がりが微妙だったため、前面の印象把握はKATOの方がよく感じます。

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前頭部のシルエットも綺麗です。車体側面のエンブレムや車番表記は鉄板風の凸モールドの上に印刷されています。

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前面のカプラーはグレーの連結器カバー装着状態のダミーカプラーとなっています。

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中間連結部のカプラーはKATOクルーズトレインシリーズでは唯一のボディマウント式フック付KATOカプラー密連型となっています。連結間隔は狭く実感的です。
実車が中間連結部には電連が装備されているため敢えてフック付カプラーを採用したですが、個人的にはフック無カプラーを採用して電連パーツを付属させてほしかったです。
車端部の機器類はいつものKATOらしく厚みのないハリボテですが再現されています。

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屋根上のアンテナ類は別パーツとなっており、信号炎管のみ屋根板と一体成型になっています。

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クーラーや制御機器などの屋根上機器は別パーツで再現されています。
写真だとわかりづらいですが、制御機器とクーラーで銀の色味が異なっています。
屋根板は車体色と同色で塗装されています。

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ラウンジカーのバー部分にはガラスパーツへの彫刻でグラスの表現がされています。
Nゲージサイズでもこんなものが再現できる時代なんですね…。

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ザ・スイートに存在するシャンデリアは専用設計の室内灯プリズムにより再現されています。
この製品は全車専用プルズムが組込み済となっており、純正室内灯の光源のみをセットすることで独特の照明が再現できるようになっています。IMG_0848
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食堂車の通路部分の壁には実車同様のデザインの印刷が入っておりボディの外からでも非常に目立ちます。
中間車車体側面の大きなロゴは、ななつぼしのロゴと同様、ロゴデザインの凸モールドの上に印刷を重ねる形で立体的に表現されていますが、モールドと印刷のずれなどはありません。


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食堂車とザ・スイートは別パーツでカーテンが再現されています。
これもTOMIX製品にはない部分なのでKATO製品のアドバンテージとなる部分でしょうか。

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客室内はTOMIXほどの作りこみではないものの、Nスケールでは十分なほどに作りこまれています。

それでは各車両を見ていきましょう。
プロトタイプはJR西日本網干総合車両所宮原支所(近ミハ)所属の87系気動車です。

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1号車 キイテ87-2 展望室

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2号車 キサイネ86-101 ロイヤルツイン

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3号車 キサイネ86-301 ロイヤルツイン

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4号車 キサイネ86-401 ロイヤルツイン・ロイヤルシングル  動力車

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5号車 キラ86-1 ラウンジカー「サロン・ドゥ・ルゥエスト」

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6号車 キシ86-1 食堂車「ダイナープレヤデス」

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7号車 キサイネ86-501 ザ・スイート

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8号車 キサイネ86-201 ロイヤルツイン

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9号車 キサイネ86-1 ロイヤルツイン

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10号車 キイテ87-1 展望室

以上、Twilight Express 瑞風でした。
これにて我が家にはすべてKATO製でクルーズトレイン3兄弟が揃ったことになりますが、個人的には今回の瑞風が一番完成度も高くお気に入りだったりします。

最後に先代トワイライトエクスプレスの24系と並んだ写真を。

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