今回は5年前の12月6日にデビューしたE129系について、軽くご紹介させていただきます。
2014年12月6日に、JR東日本 新潟支社管内でE129系が営業運転を開始しました。
E129系は、老朽化した115系(上写真)の置き換えと「えちごトキめき鉄道」に譲渡したE127系の不足分を補うため、E233系をベースに新潟地区での実情に合わせた車両となるように設計・製造された車両で、新潟県内にある総合車両製作所 新津事業所がE129系全ての車両製造を担当しています。
えちごトキめき鉄道に譲渡された元E127系
ベースとなったE233系
E721系(上写真)と同等の短編成設備や耐寒耐雪構造も採用された
E129系導入前に、首都圏で活躍した211系を転用させる噂もありましたが、結局は雪国仕様のE129系を導入する事になりました。
211系
車内照明がすべてLED化された事で、従来の115系に比べて約6割の消費電力量になったほか、走行に伴う消費電力量も115系に比べて約割削減されており、大幅な省エネ化が図られました。
2018年1月11日には、信越本線 東光寺~帯織にて大雪によって立ち往生し、約430人の乗客が15時間以上車内に閉じ込められた事もありました※産経新聞の記事から抜粋
E129系は、2両編成30本(60両)・4両編成25本(100両)の計160両が投入される予定です。
今後の新潟地区はE129系が大半を占めることになる
E129系をベースに製造される「しなの鉄道」SR1系(上写真 / ライナー用)が、2019年度内から26編成(52両)導入する予定で、E129系が新潟県内で培った実績が活かされ、他社車両にも継承されます。※しなの鉄道プレスリリースから画像抜粋
E129系が増殖中の新潟県内ですが、置き換えられる115系には少しでも長く活躍して欲しいと願います。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

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