Swallow Angel C62ー2
11月16日に京都鉄道博物館へ行った時、前回いなかったC62ー2号機を撮りました。
前回はトワイライトエクスプレスとトワイライトエクスプレス瑞風が展示された、昨年の6月16日でした。
その時は、トワイライトエクスプレスのカニ24とオハ25が居る場所に、瑞風のキサイネ86とキイテ87が停まっていて、その横にC62ー2号機のテンダーが置いてありました。
この日、トワイライトエクスプレスの横に置いてあったテンダーは、8620形8630号機のものです。
また、赤いディーゼル機関車はDE10ー1156号機で、嵯峨野観光鉄道のトロッコ牽引の予備機です。
この日は風邪で熱があって、EF200ー2号機の運転席と機械室の見学を途中で断念したのですが、帰る元気も無くて結局、閉館まで扇形庫でダラダラしていました。
断念した時は、直ぐに帰るつもりでいたのですが、そこへ心地好い汽笛が聞こえて来て。
鳴り切らず、フラットにモデュレーションしながらフェードアウトしていく、あの独特な汽笛。
郷愁に思いが馳せ泣きそうになる、あの心に染み入る音色。
『あぁ、アイツが動いているのかぁ』
同じ大型機でも、D51のような直線的な音ではなく、弦楽器のような音階を奏でる蒸気機関車は、ただ1つC62しかいません。
そしてこの世で稼働しているC62は、スワローエンゼルただ1機のみ。
音に導かれるように、出口に向かっていた足は、フラフラっと梅小路機関車館へ。
『あぁ、いた』
狭軌鉄道の世界最大、そして世界最速の蒸気機関車なのに、女性的な優しいフォルム。
日本で一番大きいD52のボイラーに、日本で一番大きいC59の脚し周りを履かせた故に、車両限界ギリギリの大きさとなりましたが。
だからキャブとボイラーの段差が小さくなり、ボイラー上のドームが長円く背の低い形となり、余分となった部分は丸く削り落とされました。
煙突も限界まで低く設計されていますが、吹笛も折り畳み式に作られたため、汽笛が最後にドロップしてもの悲しく聴こえる音色となります。
中学生の頃、とれいん増刊号として出版された写真集『スワローエンゼル 機関車C622・函館本線・雪・青春』を買って以来、このC62ー2号機が好きでたまりません。
人が歩けないのではないかと想像するぐらいの豪雪の中、雪まみれになって頑張るC62ー2号機の、日中の走行シーンや夜間の停車中の姿などが、当時の私の心を掴んで離しませんでした。
もちろん、中学生の時に買った本なので、C62ー2号機は既に引退して、梅小路機関車館へ動体保存されています。
東海道本線を、戦後復興の夢を背負って駆け抜けていた特急列車の写真も好きですが、冬の急行ニセコの"哀愁と戦慄"な写真は、自分の目で見てみたいとの、叶わぬ夢を抱かせてくれました。
と、スワローエンゼルについて語ると、ますます熱く長くなるので、この辺りで止めておきます。
今回の記事の一連の写真は、SLスチーム号の運行が終了し、転車台で方向転換した後に、石炭補給線へ入るまでのものです。
50系客車を挟んで並ぶ、C62ー2号機とC59ー164号機。
そして扇形庫へ入庫済みのC62ー2号機と、屋外展示されているC61ー2号機とオハ25。
給炭線から入庫までの写真は、次回UPします。
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うんっとねぇ、卒業アルバムに寄せ書き?
卒業アルバムそのものに寄せ書きはしないよね。
学生の頃の思い出と言えば、国鉄時代の切符とか、アルバムに貼ってる。
切手は今でも漢字で書かれるのが普通ですけど、切符って最近では、ひらがなで"きっぷ"って書かれる事が多いですが。
その"きっぷ"って何か知らない人が増えてるらしいです。
一昨日だっかな?の、新聞のコラムで見たんですけど、ICカードなどデジタル乗車券の普及に伴って、ことば自体を知らない人がいるらしい。
例えばオレンジカードみたいに、既に過去のものなら、知らないということもあるでしょうが、きっぷを知らないと言うのは、ただ単に日本語能力が劣っているだけです。
JRの窓口などでは、きっぷって何ですか?という問い合わせが時々あるらしいですが、そういう人たちって、時々散見される"日本語が不自由な日本人"だと思います。
普通に会話していても、話しが通じなくて、周囲に迷惑かける人。
『俺そんなこと言ってないよねぇ』とか『今そんな話ししてないよねぇ』ってばかり言わせて、イラってさせる人。
いるよねぇ(笑)
あぁ、懐かしいN藤くんを思い出してしまった。
気持ち悪い。
だから昨日の読売新聞の記事、普段の会話が不自由だから、当然なんだけど読解力も無い訳で。
そういう人が増殖しつつあるのは、甚だ迷惑をかける人が"増えましたよ"って話しでもあります。
『話せば分かる』ってことばも、近い将来、死語になりそうな予感です。
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ゑ |
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