今回は私の地元路線「西武池袋線」でも見かける、西武4000系についてご紹介させていただきます。
秩父鉄道5000系(写真右)と顔を合わせた西武4000系(写真左)
では、どうぞご覧下さい。
1988年12月5日に、西武鉄道4000系が営業運転を開始しました。
武甲山をバックに走る西武4000系
西武4000系は西武秩父線開業20周年に合わせて登場、かつての秩父鉄道線内で東武8000系と顔を合わせていた(1989年11月撮影 / 三峰口にて)
西武4000系は、秩父鉄道への直通運転用に設計され、4001編成のみ東急車輛製造で製造、4002編成以降の全編成は西武所沢車両工場で製造しました。(合計数:4両編成12本48両)
廃車になった101系の主電動機(モーター)・主制御器・ブレーキ装置・台車などを流用した4000系は、片側2ドア、セミクロスシートの車両です。
101系(2010年11月に引退)
4000系車内、座席は入口付近がロングシートと中側はクロスシートというセミクロスシートです(JR四国6000系には劣りますが4000系も座り心地が良いシートです)
固いシートが多い昨今、個人的にJR四国6000系の座席が一番座り心地が良いと思ってます(JR東海313系や311系のクロスシートも好き音符)
E231系などの固いシートは・・・
当初の乗り入れは、三峰口ゆきと羽生方面の野上ゆきで、1992年に寄居まで延長されましたが、現在の羽生方面は長瀞までに短縮されました。
2003年から飯能駅~西武秩父駅・秩父鉄道 御花畑駅間でワンマン運転が可能となるように改造した工事では、マスコン・制御回路・ブレーキ回路・列車無線回路に「デッドマン機能」が付加されたほか、自動放送設備などが追加されました。

デッドマン機能とは、1918年に速度超過したままカーブに進入して脱線、多数の死者を出したニューヨーク市地下鉄の事故を受けて導入された安全装置の一つで、運転士が死亡・意識不明などの事態に陥ったときや、不用意に運転位置を離れた際に自動的に作動、連動してブレーキなどが作動し列車事故を防止する装置です。
東急8500系などのワンハンドルマスコンの場合、ハンドル下部にあるスイッチ(赤線部)がデッドマン装置で、運転中にスイッチを離すとブレーキが作動します
2016年4月16日からは、4009編成をレストラン列車に改造した「西武 旅するレストラン 52席の至福」が営業運転を開始
デビューから31年経過した現在、置き換えなどの話は出てませんが、廃車になった車両の台車など再利用してるので、そんなに長くは使用されない気がします。

1ヶ月後のお話ですが・・・
西武秩父線 芦ヶ久保駅近くを通る列車内からライトアップされた幻想的な氷柱を楽しむ事ができます注意2020年1月5日~2月24日に開催
氷柱会場から電車に向かって手を振る方が多いので、車内からも手を振り返して下さいねパー
皆様も西武4000系に乗って芦ヶ久保の氷柱を見に行かれてみてはいかがでしょうか(写真は西武10000系「レッドアロー」)
ちなみに西武秩父方面の列車は進行方向左側、飯能方面の列車は進行方向右側から氷柱が見られるんですよ雪の結晶

【あしがくぼの氷柱2020 – Icicles at Ashigakubo –】
日程:2020年1月5日(日)~2月24日(祝・月)
月曜日 ~ 木曜日  :9時~16時まで  
金・土・日・祝日:9時~20時まで 
※ライトアップ点灯は日没(およそ18時頃)~20時まで⚠️最終受付:19:45
甘酒や横瀬紅茶の無料サービスもありますお茶すいとんなどは有料
高台の休憩所では、ドラム缶ストーブで暖をとりながら、すいとんや甘酒をいただく事もできますにやり
会場は西武秩父線 芦ヶ久保駅から徒歩約10分
注意入場口で環境整備協力金300円(1人あたり / 中学生以上)お支払い下さい。


最後は話が脱線しましたが、西武4000系には長く活躍して欲しいと願います。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

鉄道コム