本日12月4日は、JR北海道785系300番台・JR東日本HB-E300系「青池編成」・209系1000番台・JR東海313系8000番台の登場、都営地下鉄で初の路線「浅草線」が開業した日です。
今回も今日あった出来事に纏わる話をザッとご紹介させていただきます。

【785系300番台】
2010年12月4日に、JR北海道785系300番台が営業運転を開始しました。
余剰となった785系0番台(上写真)を津軽海峡線 特急スーパー白鳥号の789系0番台増結用に改造
789系と連結している側の先頭車両は、運転台の撤去窓などが埋められたほか、車内設備も789系同等品に交換されるなど大幅にリニューアルされた
2016年3月ダイヤ改正で特急スーパー白鳥号が廃止となり、785系300番台は廃車解体されました

【HB-E300系 リゾートしらかみ青池編成】
2010年12月4日に、JR東日本HB-E300系「リゾートしらかみ青池編成」が営業運転を開始しました。
五能線の観光列車用に製造されたHB-E300系「リゾートしらかみ青池編成」は、2010年10月2日にデビューした長野の観光列車「リゾートふるさと」と同一のハイブリッド気動車です。
HB-E300系「リゾートふるさと」

【209系1000番台】
1999年12月4日に、JR常磐緩行線で209系1000番台が営業運転を開始しました。
営団地下鉄千代田線(現:東京メトロ)乗り入れ用に、209系1000番台は10両編成2本が製造された
2018年10月13日のツアー列車「ありがとう209系 常磐線各駅停車引退の旅」で、常磐緩行線から撤退した209系1000番台は、中央線E233系のトイレ設置工事に伴う車両不足を補うため豊田車両センターへ転属となりました。
中央線でだいぶ馴染んできた209系1000番台

【都営地下鉄浅草線】
1960年12月4日に、都営地下鉄浅草線 押上駅~浅草橋駅間が開業、京成線との相互直通運転も開始しました(写真は開業当初から使用された都営5000形)
都営浅草線は、西馬込駅から押上駅を結ぶ20駅18.3 kmの地下鉄路線で、建設の際は軟弱地盤に悩まされて工事が遅れたほか、人形町駅付近で地盤陥没による死亡事故が発生するなど全線開通までの道のりは険しかったそうです(写真は都営浅草線の新型車両5500形)
東京都交通局(写真右)、京成電鉄(写真中央)、京浜急行電鉄(写真左)の3社相互直通運転は、開業前に京成と京急で軌間(線路幅)が異なっていた為、京成が1372mmから改軌して都営と共に京急の1435mm軌間に3者が統一することで実現しました
1968年11月15日に泉岳寺駅~西馬込駅間が開業した事で全線開通、京浜急行との相互直通運転が開始となりました(写真は京浜急行線内を走る都営浅草線5300形)
2018年には、京急×都営交通×京成「相互直通50周年記念」キャンペーンの一環で、3社局の車両に記念ヘッドマークが掲出された
1993年から活躍している5300形(写真右・中央)は、新型車両5500形(写真左)による置き換えが進んでいる

【313系8000番台】
1999年12月4日に、JR東海313系8000番台が快速セントラルライナーの運行開始と同時に営業運転を開始しました。
中央本線名古屋地区で運転される有料定員制快速列車「セントラルライナー」用として、313系をベースに3両編成6本18両が製造されました。
一般的な313系と塗装や内装が全く異なる
座席は扉間が転換クロスシートで、シートピッチが910mmに広げられたほか、扉横に遮風板を設置、案内表示器は扉部分の客室天井に枕木方向に吊り下げられている
313系3000番台車内(赤坂支線)

2013年3月15日に、セントラルライナーの運行が終了しました。

12月4日も様々な出来事がありました。
これから年末にかけて忙しなくなりますが、皆様も風邪などで体調崩されないように気をつけて下さいね。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

鉄道コム