ききぐるしい車掌さんの肉声英語放送 - JR東海

車掌さんが肉声で英語放送って、なんてなさけないことだ。こんなことを得意げにやっとるJR東海ってなんだ。じつにききぐるしく、やらされとる車掌さんもきのどくだ。大垣でのこせんきょうのりかえをやめることこそが、JR東海がやるべきことだ。

2019.11.16 JR東海車掌が英語放送(ちゅうにちゆうかん) 1155-1355
All Aboard(しゅっぱつ進行)
在来線、車掌が英語放送 - JR東海、外国人客むけに注力
増加する外国人客へのサービス向上をねらい、JR東海は、列車内での車掌の肉声による英語放送にちからをいれとる。先行実施しとった東海道新幹線につづき、在来線でも主要駅を対象にとうちゃくやのりかえの肉声放送をはじめた。2020年の東京オリンピックをひかえ、JR東海では勉強会などをつうじて英語力の強化につとめていく方針だ。(榊原智康さん)
岐阜、多治見駅など22駅で実施
「We will soon arrive at Nagoya(まもなく名古屋駅にとうちゃくします)」。JR東海名古屋地区の在来線の車内で肉声の英語放送をはじめたのは、ラグビーワールドカップが開幕した2019年9月。金山駅豊橋駅と、ワールドカップ会場の豊田スタジアムのもよりえきへのりかえができる高蔵寺駅岡崎駅の計5駅からはじめた。
2019年10月以降に対象を拡大し、現在は岐阜駅、多治見駅米原駅など東海道線と中央線の主要駅をはじめ、外国人に人気のしゅくばまちがちかい長野県の南木曽駅奈良井駅などをくわえた計22駅で実施。放送内容はふつうや快速っていう列車種別やいきさき、のりかえなどの案内で、列車がおくれたばあいはほの理由も説明しとる。
在来線で肉声の英語放送をするって車内で周知されたのは開始1か月まえの2019年j8月。車掌の鷲見(すみ)友仁さん36才は「車掌のなかには英語が得意でないひともおるで、じょうずにできるか不安っていう否定的な意見もあった」ってあかす。
ただ、JR東海では外国人利用者の増加をみすえ、2016年に社員有志が「英語チーム」を結成。チームメンバーが講師となり、車掌らを対象に勉強会を定期的にひらき、外国人客への対応の模範演技をするなどして英語力強化にとりくんできた。鷲見さんは「勉強会の成果が基本にあったで対応できた」っていう。
当初はアナウンスの例文のメモをみながらよみあげとったばあいがおおかったっていうけど、現在は暗記してなんにもみんではなす車掌もふえとるっていう。
名古屋地区の車掌、運転士が所属するJR東海名古屋運輸区の小笠原真一指導助役56才は「現状に満足せんで技量向上をはかっていきたい」っていう。こんごは勉強会をふやすなどし、課題のひとつである発音の向上につとめるほか、肉声による放送だけでなく、車内やえきでのこえかけなどもふくめた外国人客への対応力向上をめざす。
名鉄近鉄は自動音声対応
車掌の肉声による英語放送は全国では、新幹線や在来線の特急など外国人の利用がおおい列車を中心に導入がひろがっとる。
JR東海東海道新幹線ではじめたのは昨年2018年12月。ことし2019年3月からは山陽新幹線九州新幹線がつづいた。在来線ではJR四国が2019年4月から特急と一部快速で、JR東海は2019年5月から、静岡県内の東海道線で静岡や浜松など主要駅を対象に実施。JR九州が2019年6月から特急でそれぞれおこなっとる。
オリンピックをひかえる東京都では、東京メトロがことし2019年2月に開始。担当者は「大会開催時に列車の遅延や運転みあわせなどの異常時もふくめ、しっかり案内できるようにとりくんどる」ってはなす。
東海地方では、名鉄近鉄、名古屋地下鉄は肉声じゃなく、英語の自動放送で対応しとる。
2019年11月16日、ちゅうにちゆうかん


(さんこう)