10月5日に運転された『飯山線開通90周年(1・3)号』に乗る事を主目的に、はるばる札幌から遠征してきた私なのですが(他に北海道から乗りに来た人って居たのかなぁ?)、乗り終えたらサッサと飛行機で帰ってしまうというのは勿体ないので、旅の後半戦として羽越本線で最後の活躍を続けるキハ47に乗る事にしました。

 

まずは羽越本線の起点である新津を目指すべく、信越本線447M内野行に乗ります。

 

 

 

447MはE129系の6連による運用で、私は付属編成の100番台のほうに乗車しました。

 

 

 

E129系は半室ロング、半室BOX席という車内構成なので旅人としてはありがたいのですが、BOX席のほうは完全な空席がないため相席で座らせて頂く事に。

昼食として東京駅でもう一つ買っておいた駅弁『牛すきと焼肉弁当』を車内で食べました。

 

 

 

新津には14:35に到着。

4方向への列車が発着する新津は交通の要衝として栄えてきた地で、この後乗車するキハ40系が配置されている新津運輸区の他に、先程乗車してきたE129系を製造した総合車両製作所の工場(新津事業所)があります。

 

 

 

当駅始発の酒田行831Dは、新潟色キハ47形2連での運用です。

長らく羽越線で活躍してきたキハ40系も、新型電気式気動車GV-E400系への置き換えが決まり引退へのカウントダウンが始まっています。

既に8月から置き換えられた列車もありますが、この時点ではまだキハ40系での運用が多く残っていました。

 

 

 

新津~酒田をキハ47でロングランするのは3本のみで、下りでは早朝発の823Dとこの831Dが該当しますが、村上で「バカ停」する分831Dのほうが乗車時間としては長くなります。

車両は新津方からキハ47 1521+キハ47 520のペアで、私はトイレ付の520のほうに乗車しました。

 

 

2両とも新潟鐵工所製で、ずっと新潟県をベースに活躍してきた地産地消的な車両。

(銘板はキハ47 1521のもの。520のほうは欠落)

 

 

 

4番線ホーム側にも回って撮影。

右に写っている撮り鉄の男は点字ブロックからハミ出したまま、他の撮影者がいるにも関わらず脇目も振らずにいつまでも同じ位置に留まって撮影を続けておりました…。

 

 

新津発車後の車内。

乗客は部活帰りの高校生が中心で、1つのBOX席あたり1~2名と、比較的すいていました。

今回充当された2両はいずれも国鉄時代の雰囲気を色濃く残した車内で、座席モケットは青色。

 

 

15:08、新津駅を発車します。

キハ40系やそれに代わるGV-E400系などが配置される新津運輸区を左に見ながら…。

 

 

 

そして、『SLばんえつ物語』の看板を見ながら信越本線と別れていきます。

残念ながら新潟への直通はなくなってしまいましたが…。

 

 

 

信濃川と並んで新潟県を代表する川、阿賀野川を渡ります。

この橋梁は全国有数の長さで、東海道新幹線の富士川橋梁に抜かれるまでは日本一の長さを誇りました。

 

 

 

羽越本線の旅の序盤は、越後平野の田園地帯を走ります。

 

 

 

やがて白新線が合流してきて、1984年に廃線となった赤谷線が分岐していた新発田に到着します。

今乗っているキハ47も、かつては赤谷線でも活躍していた事でしょう…。

当駅からは部活帰りの高校生らが多数乗り込んできました。

 

 

新発田を出ると、日本海に注ぐ加治川を渡ります。

先述の赤谷線は、この川の上流のほうへ向かって延びていました。

 

 

米坂線が接続する坂町に停車。

同線で使用されているキハE120形は、只見線用に転用される事が決まっています…。

 

 

 

転車台や給水塔が残る機関区跡を見ながら坂町を出ます。

 

 

 

これまた日本海に注ぐ荒川を渡ります。

 

 

 

列車はいよいよ越後平野の北端部に入っていきます。

 

 

 

そして村上駅に到着。

当駅で44分もの長時間停車となり、実質的には運転系統が分かれたようなものなのでほとんどの乗客が下車してしまいました。

先頭キハ47 520のほうに残った乗客は私1人!

 

 

 

村上は、この日から運転を開始した新たな観光列車『海里』の停車駅でもあります。

 

 

 

停車時間があまりにも長いので一旦改札口を抜ける事にしました。

 

 

 

みどりの窓口には、『海里』のデビュー記念硬券入場券が売られていたのでつい買ってしまいました。

最近ではこのテの商品は限定数が少なくてすぐ売り切れてしまうパターンが多いのですが、合計1500部と比較的多めなので余裕で買う事ができました。

 

 

村上駅舎は、国鉄時代からの古い建物を大幅にリニューアル。

 

 

停車中の間に酒田発新津行828Dが到着します。新潟色キハ40+新・新潟色キハ47という組み合わせでした。

キハ40系でロングラン運用なのは上りではコレ1本のみ。

 

 

本当は終点の酒田まで紹介したかったのですが、もう少しでブログ編集が終わるという時に画像の挿入でトラブルが発生してやり直しが効かなくなったので、酒田までの全篇を一つの記事にする予定が立たなくなってしまいました。今回は村上で一旦打ち切り、改めて酒田までの後半を紹介したいと思います。何卒ご了承ください。

そのトラブルとは、画像を挿入する際に画面全体がおかしくなって、編集中の画面が全て消える代わりにその挿入した(つもりの)画像だけが表示される状態となり、それまで編集していた内容が全て反映されなくなってしまうのです。つまり編集に関わる機能が全て使えない状態なので、仕方なく戻るボタンを押すと編集する前の状態に戻ってしまい、再びイチからやり直すしかないのです。私のブログ記事はほとんど長篇モノばかりではありますが、記事の投稿が遅々として進まないというのはそういう理由もあるからなのです。何とかならないモノでしょうか!?

 

つづく。