11月30日(土)
ついに相鉄線が神奈川県を飛び出し、JR埼京線との直通運転が始まりました!
西谷駅から羽沢横浜国大駅を経由し、武蔵小杉から湘南新宿ラインのルートをたどる路線です。
羽沢横浜国大駅までは新たに建設し、羽沢横浜国大駅からJR線の区間は普段は営業列車は湘南ライナーしか通らない東海道貨物線を走ります。
西谷駅4番線へ。
直通線方面の1番列車に乗ります。
見たことある色合いの乗車位置表示。
「直通線」は珍しいのではないでしょうか。
昼間は30分に1本なので時刻表は少し寂しいです。
ダイヤ改正に伴い、通勤特急や通勤急行が運転を開始するほか、西谷駅が急行は通過するものの、特急が停車するようになるなどおもしろい改正内容になっています。
いよいよ1番列車が入線。
相鉄12000系12106Fでした。
車内は予想通りの混雑。
LCDも初めて見るものです。
3、4分で羽沢横浜国大駅に到着。
駅番号は「SO51」。
相鉄が管理する駅です。
柱についている縦長の駅名表の1つは某テレビ番組の企画で取り付けられたもので、おなじみの芸能人のサインがあります。
JRからの直通列車の始発は7時40分なので、早朝は羽沢横浜国大→西谷の区間列車が走っています。
E233系を使って行ったり来たりしていました。
駅舎内は壁一面にレンガのタイルが貼られています。
ついに開業。
朝は川越線まで足を延ばして川越へ行く列車もあります。
外に出てみます。
ちなみにずらっと並んでいる行列は硬券入場券を買い求める列です。
「羽沢」というだけあって駅のすぐ隣に貨物駅の横浜羽沢駅があります。
いままで最寄りの駅からかなり歩かなければいけない場所だったのでアクセスしやすくなりましたね。
EF66が入れ替え、ロンチキと連結していました。
羽沢横浜国大駅は西谷駅と武蔵小杉駅の間にある駅ですが、隣の武蔵小杉駅までは310円なのに対し、新川崎駅は220円、武蔵小杉駅から南武線で川崎駅に出てさらに京浜東北線に乗り換えないといけない鶴見駅にいたっては170円という摩訶不思議な現象が起こっています。
これは東海道貨物線がホームは無いものの鶴見駅、新川崎駅の脇を通っているためで、運賃は距離で計算するために起こる現象です。
羽沢横浜国大より先の区間も乗ってみましょう。
ちょうどJR線からの列車が到着しました。
埼京線が「海老名」の表示。
今度も12000系がやってきました。
一般の利用客も結構いました。
ここからLCDはJR仕様。
羽沢横浜国大駅を出発した列車はゆっくりと建設中の相鉄・東急直通線の線路から分岐し、東海道貨物線に合流。
ほどなくトンネルに入り、速度を上げていきます。
特別線路の状態が違うというわけではないと思いますが、意外と揺れるなという印象でした。
生麦で地上に出て、鶴見駅の脇を通過。
鶴見川を渡ると横須賀線とともにカーブし、新川崎方面に向かいます。
途中下り列車や横須賀線の列車とすれ違いながら新鶴見機関区、新鶴見信号場を通過します。
休んでいる機関車たちが間近に見えます。
それほどスピードが出ていないので見やすいです。
武蔵小杉駅手前で横須賀線と合流。
そして武蔵小杉駅に到着。
1駅15分。
首都圏では破格の駅間距離ではないでしょうか。
ちなみに駅の案内表示は「埼京線」と「相鉄線」。
JRで私鉄表示とは。
横須賀線をグリーン車なしの車両が走るようになりました。
タイミングよく相鉄線方面の列車が到着。
「羽沢横浜国大」が窮屈そうです。
こう見ると自社線内完結だった相鉄線が東京に乗り入れ始めたことを実感します。
これから相鉄線はさらに東急への乗り入れが予定されており、東京で相鉄の車両が見られるのが普通になるのでしょうか。楽しみです。
ご覧いただきありがとうございました。