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「鉄路廃止決定」日高本線末端部巡り⑤ 慶能舞川橋梁 北海道放浪の旅 13日目⑪
様似駅から日高本線沿いに北上し続けて、本日の宿泊地である日高町に到着。
さっそく駅舎の中の様子。
無人駅にもかかわらず、2010年までキヨスクが営業していたそうですが、現在は何もなくガランとしています。
待合室には、ちょっと変わった形のベンチが。
過去の写真を見ると、この空きスペースに特産品?が飾られていたそうですが、今は何もなくぽっかりと空いています。
続いてホームの様子。
新冠駅と違い、ホームは閉鎖されておらず立ち入り可能でした。
日高門別駅には、1面2線の島式ホームがあります。
日高本線は全146.5km、28駅から成りますが、交換可能駅は日高門別を含む4駅しか無く、日高門別駅は列車運行上の重要な駅となっています。
苫小牧方には、保線車両用と思われる引き上げ線もありました。
駅名標を記録。
駅の観察を終えて立ち去ろうとしたら、ちょうど日高本線の代行バスが到着しました。
代行バスのうち、鵡川~静内間は地元の貸切バス業者数社が数便ずつ分担して運行しているため、上のような観光タイプのバスが充当されています。
この日は平日とはいえ、帰宅に丁度良い18時台のバスで乗客は5人ほどだったので、日高本線の置かれた状況の厳しさが垣間見られますね。
続いては「わがまちご当地入場券」の収集へ。
前述の通り日高門別駅は無人駅であるため、町内のセイコーマートで委託発売されていました。
表の柄は「日高色のキハ40」でした。
今日は日高町で一泊するので、お宿へ移動。
相変わらずの天気でキャンプ泊は躊躇したので、今宵は富川駅前にある「新沼旅館」という民宿のお世話になりました。
到着の30分前に電話するという、ほぼ飛び込みに近い状態で予約したのですが、快くお迎えいただきました。
お部屋の様子。
親戚の家に泊まったような、アットホームなお部屋でした。
チェックインした後は晩御飯へ。
お宿から徒歩圏内に「つぼ八」を見つけたので、「最後の夜」ということもあり、少し早い一人打ち上げを敢行。
今になって思い返せば、この旅で飲み屋に入ったのはこの日だけでした。
2週間ぶっつづけで、北海道中を一人で走り回るということもあり、道中はそれなりに気を張っていたので、あまりガッツリ飲もうという気が起きなかったのでしょう。
それだけに、最後の夜を無事に迎えられてホッとしたのか、とても幸せな晩酌だったことを鮮明に覚えています。
これにて13日目の活動は終了。
長かった「北海道放浪の旅」も、残るはあと1日です。
13日目の移動距離:371.0km
ここまでの移動距離:3624.9km
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