こんばんは。

本日は山陰本線の支線、通称仙崎支線の終点・仙崎駅についてです。

山陰本線は、京都から山口県の幡生までを結ぶ、”偉大なローカル線”として有名です。

この偉大な路線には支線があり、その終着駅が今回紹介する仙崎駅です。

山口県内の山陰本線は、日中極端に列車が来ない時間帯があります。

当然ながら、本線がそのような状況もあり、”支線”を走る列車本数も、少し寂しいものです。

また、運行形態も、本線との関りはそこまで強くはなく、むしろ美祢線と一体となった運行形態が多いのが特徴です。

実は、この駅は美祢線の貨物支線として開業した歴史があります。

その名残が、今日まで続いているのでしょう・・・!?

かつては鉄筋コンクリートの駅舎だったそうですが、現在では和風の駅舎になっています。

さて、仙崎と聞いて忘れはならないのが、仙崎出身の詩人・金子みすゞさんですね!

駅前には本をモチーフにしたモニュメントや記念館の看板もあり、「金子みすゞの街」としての賑わいを見せています。

しかし、私は早朝の列車で仙崎へやってきた身。

当然記念館に行くこともなく、街を探索することもなく・・・

本当は、じっくり観光をして、駅巡りをしてという旅をするべきなのですが、

この当時は乗りつぶすこと・降りることに専念していたので、そんな考えはなかったのでしょうね笑

最近では、少しでも観光を取り入れ、旅をさらに充実できるようにしているつもりです。

駅自体は無人駅ですが、窓口?のスペースは何かしらの案内所になったり、

金子みすゞさんのモザイク画が壁一面に飾られていたりと、駅舎内部はとても華やかです。

ホーム側の壁には、クジラ?のイラストが描かれています。

そしてホーム先端からは、終着駅であることを示す車止めが見えます。

終着駅、つまり線路がここで一区切りとなる駅。

そんな光景に、旅情を感じずにはいられません。

キハ120の塗装も、金子みすゞさんが描かれていたり、ゆるキャラがいたりと、”特別感”が出ています。

この日は2両編成のキハ120が充当。

長門市側の車両も、いわゆる”○○地域色”ではなく、美祢線や山陰本線独自のラッピングが施されていました。

この車両に乗り込み、仙崎駅を後にしました。

 

長門市~仙崎はわずか2㎞ほどなので、数分で仙崎支線を完乗できてしまいます。

あっという間に着いてしまう終着駅ですが、終着駅ならではの旅情を堪能できる素晴らしい駅でした。

また、偉大な詩人を産んだ街でもある仙崎、また機会があれば駅と共に街もじっくり堪能できればと思います。

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