ライバルの阪急京都線に続いて、同じく京阪間を結ぶ京阪本線についてまとめます。
①京阪特急
京阪といえば赤と黄色に鳩マークの「京阪特急」。
長めの乗車時間を快適に過ごしてもらうため追加料金なしでは日本最高級の設備を誇ります。
対岸の阪急の特急と異なる強みを挙げると、
・ドアが車両の両端の2つのみのため座席の数が多く、数少ない内側の席を巡る争いも起きにくいです。
・新型の青と白の車両はドアが3つになりましたが1人席があり、これを確保できれば下手な有料特急より快適です。
・阪急特急がほぼ急行に格差げされたも同然なのに対し京橋~枚方市間無停車でプレミア感が保たれています。
・カーブが多い分ゆりかごみたいで熟睡しやすいです(個人の意見)。
大きな欠点として、
・座れないと快適性と共に優越感が失われます(当たり前)。
・日中以外は特急用車両が来ないことも多くロングシートの通勤電車にがっかりします(外れ特急と呼んでいます)。
・ターミナル(後述)
②快速特急洛楽
七条~京橋間をノンストップ35分で結び、京都の観光客向けにかつての特急を復活させた形です。
阪急の快速特急は特急の合間に新設されたためスピードが出ませんがこちらは名前に恥じない俊足ぶり。
(夕方の淀屋橋行きは7分先行した快速急行を枚方市で追い抜きます)
平日にも運転が拡大されており大変な乗り得列車です。
阪急京都線との経緯を考えるとなんとも皮肉な展開ですね。
③ターミナルと中之島線
京阪電車は大阪、京都共にターミナル機能が分散されていますが大阪側は梅田に乗り入れておらず不便さは拭えません。
昔は今のHEP FIVEの辺りに乗り入れ計画があったのですが大阪市が横槍を入れたため叶いませんでした。
2008年に天満橋から本線の少しだけ北を通る中之島線という新線が開業しましたが、
急行や特急が通る内側2本の線路は梅田乗り入れ計画の名残でこの中之島線に繋がっています。
しかし沿線にビジネス街しかないためラッシュ時以外の需要が少なくすぐに減便をされています。
本線への直通列車も少なく大阪の中心部にもかかわらず閑散としており、凝ったピカピカの駅が寂しげに映ります。
将来中之島はJR・南海のなにわ筋線と連絡する予定で、中之島線自体の延伸計画もあるので今後が楽しみですね。
中之島線のオーガニックな駅のデザインは一見の価値があります。空いているのでゆっくりできますね。
川を渡れば阪神やJRの福島駅まで意外とすぐで、モダンなビジネス街から下町へと景色が一変するのも面白いです。
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