4年前の2015年11月26日に、EF65-1118号機(JR東日本 田端運転所所属)の廃車回送が行われました。
今回は、廃車回送されたEF65-1118号機について語りたいと思います。
国鉄の直流電気機関車として、1978年9月27日に落成したEF65-1118号機は、寝台急行「銀河」などの牽引で活躍、1998年からジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の2代目指定牽引機として、国鉄特急色から大きく「EF65」と書かれた真っ赤な塗装に生まれ変わった1118号機は、鉄道ファンの間で(※)「ゲッパ」や「レインボー」と呼ばれ注目を集めました。
一般的な「旅客列車」や「団体臨時列車」「貨物列車」のほか、レール交換工事などに使うレールを運搬する「工事用臨時列車」、出来たてホヤホヤの新型車両を製造工場から車両基地へ輸送する「甲種輸送列車」など様々な列車がありますが、『廃車回送』ほど切なくなる列車はありませんね。
今回は、廃車回送されたEF65-1118号機について語りたいと思います。
国鉄の直流電気機関車として、1978年9月27日に落成したEF65-1118号機は、寝台急行「銀河」などの牽引で活躍、1998年からジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の2代目指定牽引機として、国鉄特急色から大きく「EF65」と書かれた真っ赤な塗装に生まれ変わった1118号機は、鉄道ファンの間で(※)「ゲッパ」や「レインボー」と呼ばれ注目を集めました。
(※)ゲッパのゲは、カメラの交換レンズの1を指し、165mmのレンズをゲムコと呼んだりする。
2000年のスーパーエクスプレスレインボー廃止後は、工臨や臨時列車の牽引機として活躍してきましたが、2015年10月17日の新津工臨(新潟県)送り込み中に、高崎線 北本駅~鴻巣駅で車両の電源火災が発生。復活を願っていましたが、その想いも空しく修理不能と判断され廃車となりました。
EF65田端機の廃車が始まった当時、次の廃車は、EF65-1105号機ではないかと言われていましたが、EF65-1118号機が重故障を起こした事によって、EF65-1105号機は廃車を免れたようです。(現在も活躍中のEF65-1105号機)
では、EF65-1118号機の現役時代から廃車回送までの記録をご覧下さい。
【2015年9月13日】
私が現役時代最後に見たのは八王子で留置されている姿でした(前日に八王子工臨を担当)
【2015年11月14日】
最後の晴れ舞台となった尾久車両センターの一般公開「ふれあい鉄道フェスティバル2015」での機関車展示
EF510カシオペア塗装機も最後の展示になりました(個人的にJR貨物移籍後の貧相な姿を見ると悲しくなりますね)
EF65-1118号機を間近で見られる最後のチャンスでした
【2015年11月26日】
最後の姿を見ようと仕事の合間にJR東北本線 尾久駅へ(上野駅の隣駅)
皮肉な事に廃車を免れたEF65-1105号機を使用した訓練が行われていました(尾久駅にて)
田端運転所からEF64-1053号機にエスコートされて留置線にやってきました。
ナンバープレートや尾灯レンズなど撤去され悲しい姿に
EF65-1105号機を悲しげに見つめているかのように感じました
回送車票 記事欄(一番下項目)には「おつかれさまでした」の一言が添えられていた
EF65-1118号機にとっての「片道切符の旅」は、牽引機EF64-1053号機の機関士さんが長めに鳴らした別れの警笛で始まり、尾久駅に集まった多くの鉄道ファンに見送られ旅立った・・・
その後は、大宮駅へ向かい東大宮操車場で方向転換したEF65-1118廃車回送を撮影
見慣れぬ派手な塗装の機関車を目にした多くの一般客にも携帯カメラを向けられた大宮駅で、数多くの鉄道ファンや一般客に見送られた後、武蔵野線・中央本線を経由して、終焉の地「長野総合車両センター」へ送り込まれました。
長野で年越したEF65-1118号機は、2016年1月末に長野総合車両センターで解体され、37年間におよぶ歴史に幕を閉じました。(写真は2018年5月の長野総合車両センター廃車置場)
ブルートレインや客車ジョイフルトレインの黄金期を飾ったEF65電気機関車のエース「EF65-1118号機」は、電気系統がスパークして力尽きるという悲しい結末となり残念でしたが、異彩を放った1118号機が活躍した記憶は忘れられません。
運良く生き延びた現在のEF65-1105号機は、全般検査を終え11月15日に秋田総合車両センターを出場したばかりです。1105号機には解体済みの1106号機・1107号機・1118号機の分まで長く活躍してほしいと思います。(写真はEF65-1107号機 廃車回送)
2000年のスーパーエクスプレスレインボー廃止後は、工臨や臨時列車の牽引機として活躍してきましたが、2015年10月17日の新津工臨(新潟県)送り込み中に、高崎線 北本駅~鴻巣駅で車両の電源火災が発生。復活を願っていましたが、その想いも空しく修理不能と判断され廃車となりました。
EF65田端機の廃車が始まった当時、次の廃車は、EF65-1105号機ではないかと言われていましたが、EF65-1118号機が重故障を起こした事によって、EF65-1105号機は廃車を免れたようです。(現在も活躍中のEF65-1105号機)
では、EF65-1118号機の現役時代から廃車回送までの記録をご覧下さい。
【2015年9月13日】
私が現役時代最後に見たのは八王子で留置されている姿でした(前日に八王子工臨を担当)
【2015年11月14日】
最後の晴れ舞台となった尾久車両センターの一般公開「ふれあい鉄道フェスティバル2015」での機関車展示
EF510カシオペア塗装機も最後の展示になりました(個人的にJR貨物移籍後の貧相な姿を見ると悲しくなりますね)
EF65-1118号機を間近で見られる最後のチャンスでした
【2015年11月26日】
最後の姿を見ようと仕事の合間にJR東北本線 尾久駅へ(上野駅の隣駅)
皮肉な事に廃車を免れたEF65-1105号機を使用した訓練が行われていました(尾久駅にて)
田端運転所からEF64-1053号機にエスコートされて留置線にやってきました。
ナンバープレートや尾灯レンズなど撤去され悲しい姿に
EF65-1105号機を悲しげに見つめているかのように感じました
回送車票 記事欄(一番下項目)には「おつかれさまでした」の一言が添えられていた
EF65-1118号機にとっての「片道切符の旅」は、牽引機EF64-1053号機の機関士さんが長めに鳴らした別れの警笛で始まり、尾久駅に集まった多くの鉄道ファンに見送られ旅立った・・・
その後は、大宮駅へ向かい東大宮操車場で方向転換したEF65-1118廃車回送を撮影
見慣れぬ派手な塗装の機関車を目にした多くの一般客にも携帯カメラを向けられた大宮駅で、数多くの鉄道ファンや一般客に見送られた後、武蔵野線・中央本線を経由して、終焉の地「長野総合車両センター」へ送り込まれました。
長野で年越したEF65-1118号機は、2016年1月末に長野総合車両センターで解体され、37年間におよぶ歴史に幕を閉じました。(写真は2018年5月の長野総合車両センター廃車置場)
ブルートレインや客車ジョイフルトレインの黄金期を飾ったEF65電気機関車のエース「EF65-1118号機」は、電気系統がスパークして力尽きるという悲しい結末となり残念でしたが、異彩を放った1118号機が活躍した記憶は忘れられません。
運良く生き延びた現在のEF65-1105号機は、全般検査を終え11月15日に秋田総合車両センターを出場したばかりです。1105号機には解体済みの1106号機・1107号機・1118号機の分まで長く活躍してほしいと思います。(写真はEF65-1107号機 廃車回送)
JR東日本 田端運転所で生き残っているEF65は、1102・1103・1104・1105・1115号機のみとなりました。