川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

新得駅 北海道放浪の旅 13日目②

前の記事はこちら。

浦幌駅 北海道放浪の旅 13日目①

 

浦幌町を後にし、道東自動車道に乗って十勝地方を一気に横断。

続いてやってきたのは、十勝地方で最も西にある新得町新得駅です。

f:id:kawaturu:20191119200838j:plain

f:id:kawaturu:20191119200846j:plain

新得駅は、石勝線の特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」の全列車も停車する、十勝地方西部の一大拠点駅です。

それだけに、駅舎もおしゃれに整備されております。

 

駅前広場には、なにやらSLのモニュメントがあります。

f:id:kawaturu:20191119201053j:plain

f:id:kawaturu:20191119201100j:plain

根室本線新得駅落合駅には、北海道屈指の難所として知られる狩勝峠があります。

現在の狩勝峠越えは、1966年に開通した緩勾配の新ルート経由で運転されていますが、旧ルート時代は25パーミルの連続勾配を蒸気機関車で登り降りしていたため、運転士はとても大変な重労働だったそうです。

このモニュメントは、そんな運転士たちを称えた物のようです。

 

モニュメントはもう一つ。

f:id:kawaturu:20191119203703j:plain

なんだかヤジロベエの形をしています。

 

これは何のモニュメントかというと・・・

f:id:kawaturu:20191119203804j:plain

北海道の重心地という碑でした。

なんでも、新得町内に北海道の重心となる地点があるそうな。

 

その「北海道の重心地」を地図で表示したのがこちら。

f:id:kawaturu:20191119204412p:plain
グーグルマップより

北海道の中心と言えば「へそのまち」富良野市が有名ですが、重心は富良野市東部にある十勝岳の東側にあるようです。

といっても行政区分的に新得町というだけで、一般的に思い浮かべる新得町の場所とは少しずれているような気もしますね・・・。

 

前置きが長くなりましたが、駅舎の中に入ってみます。

f:id:kawaturu:20191119204828j:plain

f:id:kawaturu:20191119204837j:plain

やはり特急列車が全停車するだけあり、中も広々しています。

 

発車標を見ると「臨時快速」の表示がありました。

f:id:kawaturu:20191119205648j:plain

なんか団臨でも走るのか?と思ったら、下の掲示を見て思い出しました。

f:id:kawaturu:20191119205754j:plain

f:id:kawaturu:20191119205803j:plain

根室本線新得~東鹿越間が不通になっている影響で、この区間を跨いで走る列車も現在分断されておりますが、さきほどの臨時快速は帯広~富良野で運転されていた「快速狩勝」の帯広側にあたる列車だったのです。

この「快速狩勝」は、18切符や1日散歩きっぷを使った旅行者にはお馴染みの列車でしたが、再び運転される日は来るのでしょうか・・・。

 

駅構内には、駅そば屋が入店しています。

f:id:kawaturu:20191119204929j:plain

f:id:kawaturu:20191119204943j:plain

実はこの新得町は北海道有数の蕎麦の産地として知られており、その品質は農林水産大臣賞も取ったことがあるほどだそうな。

食べたい気もしましたが、朝飯にも昼飯にも微妙な時間でしたし、何度も食べておりますので今回は見送りました。

 

というわけで今回は「わがまちご当地入場券」だけ買って撤収することに。

新得駅は直営駅なので、みどりの窓口で発売しています。

f:id:kawaturu:20191119210222j:plain

f:id:kawaturu:20191119210232j:plain

表の柄は「狩勝峠を行くキハ261系1000番台スーパーとかち」でした。

 

次の記事はこちら。

十勝清水駅と芽室駅 北海道放浪の旅 13日目③