川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」に行ってきた。

関東地方を始め、本州太平洋側は大変良いお天気に恵まれた今週末、いかがお過ごしだったでしょうか。

お天気に誘われたわけではありませんが、私は金曜日から今日までの3日間愛知県を中心に東海地方に遠征に繰り出しており、先ほど無事に帰還いたしました。

 

てなわけで、さっそく遠征の内容を記事に・・・と行きたいところなのですが、更新できてないネタが山積みですので、此度の遠征のお話は暫らく塩漬けにします (^_^;)

記事になるのは、おそらく年明けどころか節分くらいになりそうですので、気になる方はTwitterをご覧くださいませ。

 

ですがそんな遠征の中で、鮮度重視で記事化しておきたい内容があったので、今回はそちらのネタを先行で公開。

此度の遠征の主目的であったJR貨物名古屋貨物ターミナル駅公開イベント「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」の参加レポートをお届けします。

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名古屋貨物ターミナル駅は、あおなみ線中島駅に隣接する貨物駅です。

こういった車両基地イベントは「毎年恒例のイベント」不定期に開催されるイベント」に大分されますが、今回は後者型でなんと約10年ぶりに開催されたそうな。

そんなレアなイベントであることに加え、私の大好物である鉄道部品の販売もあるということで、日程が被ってしまった都営フェスタと東京メトロ綾瀬公開を蹴ってまで、はせ参じたわけであります。

 

てことでまずは鉄道部品から。

最初はJR貨物ブースから回ります。

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今回はDD51関連の部品が出されましたが、事前に予告されていた通り品目が少なかったため整理券が瞬殺してしまい、品定めすらできませんでした・・・

いったい俺は何しに来たんだ?

 

とは言ったものの、過去の広島公開での購入品などを見ていただければわかりますが、私は基本的に運転台機器には全く興味が無いため、貨物関連だと銘板・プレート類が主たる収集対象。

今回は区名札が若干出てたくらいで、それ以外はさして欲しい部品は無かったので、個人的には期待外れのラインアップでした。

後述する収穫品を鑑み見ると、整理券が無かったことで早々に他社ブース狙いに切り替えられたことを考えれば「災い転じて福をなす」だったと思います。

 

あとは入札品としてプレートが2枚。

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1147号機は元鷲別機関区のカマなのでちょっと興味がありましたが、状態がご覧のとおりイマイチ、1803号機は全く縁が無い機体なのでパス、ということで札すら入れませんでした。

結局、本命のJR貨物ブースは収穫無しという残念な結果に終わりました・・・。

 

そんな感じだったので、JR貨物ブースは早々見切りをつけて今度は他社ブースへ。

まずは愛知環状鉄道のブースへ。

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・2000系側面行先・側面種別・前面種別の方向幕
・つり革2種類
・臨時列車のスタフ

をゲットしました。

方向幕好きの私としては、単幕を買えたのはデカかったですね。

 

続いては名古屋臨海鉄道ブース。

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こちらでは車票を何枚か購入。

JR貨物だと車票は雑に販売されていることが多いですが、1つ1つビニール梱包されており丁寧でとても感心しました。

まあその代わり、ちと高い気もしますが・・・。

 

最後は三岐鉄道ブース。

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なんと現行ダイヤの運行図表が売られていたので、これは部品というより撮り鉄用の参考資料として購入しました。

現行ダイヤの運行図表は放出されることが少ないので、結構珍しいと思います。

 

一応「普通の部品」も売られていました。

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三岐鉄道に関しては、貨物列車は興味津々ですが、旅客列車は全く興味が無いので、こちらはスルーさせていただきました。

そのほか、あおなみ線樽見鉄道大井川鉄道でも部品がありましたが、目ぼしいものは蒸発していたので、特に収穫は無し。

 

鉄道部品購入はこれにて終了です。

JR貨物ブースは残念でしたが、他社ブースでそれなりの収穫があったので、来た甲斐はあったかなと思います。

特に愛知環状鉄道の方向幕なんて、こんな機会でもないとまず出会うことが無いので、ヘタな楕円銘鈑1枚とかで終わるよりは、よっぽど有意義な買い物になりました。

 

お買い物の次は車両展示を見物します。

今回の目玉の車両はこちらでございます。

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DD51 1804号機です。

特製のヘッドマークを取り付けていたのもあって、みんな押し合いへし合いのギュウギュウになって撮影していました。

 

しかもこのDD51、何がすごいかって言いますと・・・

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なんとヨ8000を3両客車代わりに繋ぎ駅構内を走行するという、マニア垂涎のプログラムの牽引機となっていたのです!!

DD51もさることながら、動くヨ8000に乗れるなんて早々ないでしょうな。

 

そんなわけで、大人気必至なこのプログラムは抽選式となっていました。

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会場入場時にこのような入場券が配布されており、右側の半券を受付に提出することで抽選会に参加でき、その抽選に当たれば乗ることができます。

ただ倍率が30倍くらいあったそうで、残念というよりか当然ながら外れてしまったので、ヨ8000に乗ることはできず。

いやぁ、乗りたかったですねぇ・・・。

 

そんなわけで、走行しているところを撮り鉄することに。

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ですが、撮影場所が狭い上にアングルも正面がちなので、ヨ8000が全然写らんビミョーな出来に・・・。 

うーん、と考えていると隣にいたおっちゃんが「このルートなら隣接する南荒子駅から撮れんじゃね?」と呟いたのをばっちり盗み聞きをしたので、帰り際に再チャレンジすることにします。

 

そのほかの展示車両。

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全検明けのEF64 1036が「ちくま」のヘッドマークを付けて展示されていました。

が、運転台公開の動線とモロかぶりしていたので、まともに撮れず・・・。

 

こちらはDF200-205号機。

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綱引きの相手として、子供たちと触れ合っていました。

 

こちらにも本イベントの特製ヘッドマークを装着。

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DD51のやつとはデザインが異なっており、相変わらず力が入っていますね。

 

こちらはDE10 1592号機。

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国鉄時代に名古屋周辺の貨物線を巡った特別列車「かたつむり号」ヘッドマークを装着していました。

なんで「かたつむり」なんでしょうかね?

 

ここまでは愛知機関区のカマでしたが、吹田機関区からのゲストも。

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EF210の新塗装1号機となった、107号機が展示されていました。

こちらは子供向けの撮影相手となっていましたが、ヘッドマーク取り付けも運転台公開も無かったので、大きなお友達からの人気はイマイチでした(^_^;)

 

そのほかの催しの様子。

こちらはフォークリフトの展示と運転台公開。

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さらにはトップリフターの展示も。

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しかもこれ、単なる作業実演ではなく運転台に添乗できるのです!!

私も乗りたかったのですが、なんと90分待ちというどっかのネズミ王国ばりの待ち時間だったので、あえなく断念しました・・・。

 

「貨物列車講座」なるステージイベント。

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「赤ホキ」「白ホキ」など、名古屋周辺の名物列車に関する話も出たりと、貨物に詳しい人もそうでない人も楽しめる内容でした。

コキ104に積載した48A形コンテナがステージというのが、貨物のイベントらしくて好いですね。

 

自動起床装置の体験コーナー。

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「コンテナの中に畳と布団を敷いて寝る」という光景がシュールすぎて、思わず笑っちゃいました。

 

よさこいソーランの演舞。

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などなど、様々な催しが行われておりました。

 

一通り回ったところでランチタイム。

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フードコーナーも、わりと充実している部類だと思います。

 

「ペラカツカレー」なるものをセレクト。

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「ペラカツ」というのは、しょうが焼き用のような薄切りの豚肉に、たっぷりの衣を付けたトンカツだそうな。

愛知の名物?かどうかは知りませんが、こんな貧乏くせぇカツカレーが700円?って感じなのと、ルーの味もイマイチだったので、少しガッカリしました (^_^;)

 

これにて会場を後にしDD51の構内運転を撮影するために、あおなみ線南荒子駅のホームへ移動しました。

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南荒子駅のホームからは、名古屋貨物ターミナル駅構内を一望できます。

これなら、普段の貨物列車撮影にも良さげなポイントと思います。

 

しばらく待機しているとホイッスルが鳴り、列車がバックで出てきました。

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ヨ8000のデッキには、ラッキーな方々がびっちり乗車していました。

ああ、向こう側に行きたかった・・・。

 

ゆっくりとした足取りで、列車が通過していきます。

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それにしても、ものすごい編成ですね・・・。

ヨ8000が3両も連なって走行するなんて、ヘタしたらもう2度と見られないかもしれないレベルの光景じゃないでしょうか。

 

列車はさらに進み、荒子駅近くの側線まで行ったようです。

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25分ほどして、戻ってきました。

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構内の体験列車とはいえ、やっぱDD51が荷を牽く姿はカッコいいですね~。  

 

入換扱いなので、手旗信号で誘導しています。

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華麗な旗さばきも見られてよかったです。

 

30分ほどの夢の時間を終えて、ターミナル内に戻っていきました。

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これてに撤収しました。

 

といった感じでレポートをお届けしました。

公開は10年ぶりということでしたが、各種プログラムは結構凝ったものが多く、毎年やっている他の公開イベント遜色なかったと思います。

これを機に恒例になるかは分かりませんが、また開催されることがあれば、貨物列車の撮り鉄も絡めて再訪したいですね。

 

以上「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」の参加レポートでした。