ブログという媒体に記事を書くのがものすごく久しぶりなカクナンモケイです。やっぱりTwitterはよくできたSNSで投稿が非常に楽なものですからどうもブログを使わなくなってしまうんですよね…しかし長い話を書くのにTwitterだと色々制約があるのでここはブログの出番では?…ということで昨日に参戦しました多摩モノレールの車両基地公開「多摩モノまつり2019」について書いてこうと思います。

京王線の駅ラックに置かれていたパンフレットでイベントの存在を知り、学校終わってから行っても間に合いそうなので行くことにしました。
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最寄りとなる多摩モノレール高松駅(TT13)。
今回は駅の上北台方で分岐する車庫線の方へ歩きます。
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秋空の下、コンクリート軌道の大きなデルタ線が映えます。
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空が本当にきれいです。
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地裁の前を通りしばらく歩くと軌道の分岐点と多摩モノレール本社が見えてきます。会場はまもなくです。
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多摩モノレールの単線軌道は結構新鮮です。この距離の近さなんかからも姫路モノレールを思い浮かべます。
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本社入口付近にあった京王線が京王帝都表記のちょっと時代を感じる路線図を。そして…
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本社前に到着です!ここでパンフレット兼会場案内を受け取って会場内へ進みます。
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西武バスのライオンズラッピングバス。他に多摩モノレールの株主である西武鉄道、小田急電鉄、京王電鉄それぞれによる物販コーナーの展開や陸自のヘリ・車両展示もされていました(こちらはスゴく人が集っていたので撮れませんでした←)。
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メインである建屋へ。運転台撮影会(こちらも長い列ができていました)に使われるトップナンバー1101Fがお出迎え。運転台と言えば昔多摩動物公園駅構内にモックアップが置かれていた記憶があるのですが…今はなくなってしまったのでしょうか。
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扉が軌道の断面形状に合わせて独特なものとなっています。ちょっとガンダムのに見えなくもない…ですかね?
間近で見るモノレールは大変迫力があります。
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連結器の住友金属の社章に目がいってしまいます←
スッキリとしたブラックの前面に配された暖色の帯も鮮やかです。
後退角もなかなかきつめです。
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建屋内では1106Fによる車両展示が行われていました。台車や床下カバーを外され“置いてある”モノレールを拝めるということでテンションが上がります。
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近年LED化された前照灯。E233系等に使われている森尾電機のものかなぁと思っていましたが改めて見てみるとLEDの配列が縦4×横3のタイプでした。それにしてもちっちゃいライトですね笑
最近はライトをデザインの一部として組み込むタイプをよく見掛けますがこれは全く逆の発想なんでしょうかね…?
それでは床下機器の方へ…
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SIVです。モノレールというとなんか機器も特別な形状なんじゃないかというイメージを持ってしまいますが…いざ見てみると…一般的な電車のようにグレーで塗られたthe床下機器という感じのものが並んでいるではありませんか!!
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蓋まで開けてくれるという優しさです。
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なぜか現場猫。しっかり多摩モノレールの作業着を着ているのがポイントです笑
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電動空気圧縮機。
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主電動機。
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走りを支えるゴムタイヤ(走行輪)。内圧は10気圧、車の5倍だそうです。
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案内輪と安定輪。総称して水平輪というそうです。こちらは走行輪と比べると小ぶりで踏面もギザギザがない平滑なものとなっています。
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車体支持の部品。車体側にある2枚目のような突起とくっつけるのでしょうか。
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ラインデリアとクーラー。いつも見るAU726などと比べるとだいぶコンパクトです。ラインデリアだけを展示するというのもあまり類を見ないやり方で非常に興味深いです笑
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ここにも現場猫。
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パンタグラフ。パンフレットの「パンタグラフ操作体験」という文言を見てモノレールにパンタグラフなんか本当に付いてるのか、と一瞬疑ってしまいましたがしっかりと付いていました(
ちっちゃいですし横向きですがれっきとしたパンタグラフです。
サードレールのある地下鉄の集電装置は集電靴とか言いますからてっきりそんな感じのがあるんじゃないかと思っていました←
解説にはアースベルトの文字。一昔前は自動車に普通に付いていたみたいですが…まさかモノレールに残っているとは思いませんでした。
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VVVFインバータ。こういったものを見るとやっぱり電車の一種なんだなぁと実感させられます。E231系の俗に言う墜落インバータによく似た形状をしています。
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冷却器に網がないのが面白いですね。どうやら解説文によるとモノレールにVVVFを適用させるにはゴムタイヤの車輪径変動によるトルク変動を改善することが必要で、技術が進歩したことでこれを解決できるようになり適用されるに至ったのだとか。鉄道とはまた違ったモノレールならではの事情があるようです。
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妻面も拝むことができました。屋根上にクーラー以外の機器がないので非常にスッキリしています。
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隣にいた1101Fも間近で仰ぎ見ることができました。
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SIVに相当する場所にしっかりと「インバータ装置」のプレート。かなり小さいのでこういう機会でないと見れません笑
よく見ると他の場所にもそれぞれの機器の名称が標示されています。
存分に建屋内を堪能したところでお次はアンダーパスを通って会場のさらに奥へ。
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軌道が本当に目の前です。
トンネルを抜けると…
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そこは雪国…ではないのですが雪のような真っ白い車体の1102Fが停まっていました。5月まで開業20周年ラッピングを施されていた編成です。
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白一色というのもまたお洒落ですね。台車もしっかり見れました。この第2会場では他に工作車の展示飲食系の露店が設けられ賑わっていました。
時間もあっという間に過ぎ、閉場が近づいたのでクイズラリーの景品を受け取り、アンケートに答えて撤収しました。

ということでたいへん長くなってしまいましたが多摩モノまつりのルポはこの辺で←
展示内容はもちろん売られていた鉄道部品もかなりコアなものが多かったので来年あたりリベンジ狙えたらなぁと思っております。本当に充実したイベントでした。
では。
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