またまた間隔が空いてしまいましたが、ロシア旅行記の続きを載せてみたいと思います。

8月10日の朝、オケアン号でハバロフスク駅に到着した私たちは、バスで宿泊するホテルに移動しました。
ホテルで荷物を預け、朝食を済ませた後、アムール川展望台、郷土史博物館、レーニン広場といった定番の観光地を周りました。

ハバロフスクはロシアでも有数の美しい街だそうで、町中のいたるところに花が植えられ、歩道もちゃんと整備されていました。
ウラジオストクでもそうでしたが、街中を走る乗用車はほとんどが日本車で、○○商店等の日本語のロゴの入った中古車も普通に走っており、欧州の街並みの中を右側通行で走る日本車の流れに違和感を感じましたね。

ハバロフスクトロリーバス
街中にはトラムやトロリーバスも路線バスに交じって走っており、活気のある欧州の地方都市といった感じでしょうか。

午後には、約1時間ほどアムール川の遊覧クルージングを楽しみました。
遊覧船に乗船し、アムール川に架かるハバロフスク橋の下を潜ってきました。
現在のハバロフスク橋は1998年に完成した全長約2.6kmの橋で、上層部に自動車道路、下層部が鉄道用の二層式の併用橋となっています。
アムール川旧橋梁
現在の橋のすぐ隣には、以前の橋の一部が保存してあるアムール川鉄橋歴史博物館があり、鉄道車両も保存してありました。

船が橋を潜って折り返した際に、偶然にもモスクワ方面に向かう貨物列車がやってきました。
アムール川橋梁①
アムール川橋梁②
牽引機はウラジオストク駅で見た3車体の3ЭС5Кで轟音と共に貨物列車を牽引していきました。


アムール川橋梁③
振り返ると、今度はウラジオストク方面に向かう貨物列車もやってきました。アムール川橋梁④
こちらは、長大編成の貨物列車で、編成の中間に機関車が挟まれていました。
日本では見られないスケールの大きな編成にひとり興奮してしまいました。
アムール川沿いの引込線
CanonEOSM3 EF-M15-45mmF3.5-6.3IS  2019.8.10
アムール川の川沿いには引き込み線が張り巡らされており、貨物列車の入れ換え作業を船上から見ることが出来ました。

クルージングの後は、ハバロフスクの目抜き通りであるアムールスキー通りを自由散策し、全く言葉の通じない環境での買い物を楽しんできました。

翌8月11日、朝9時過ぎにホテルを出発し、ハバロフスク空港へ。
国際空港でありながら、非常にこじんまりした空港でした。残ったルーブル紙幣を使ってしまおうと売店でワインを買おうとしたのですが、空港ですら英語が全く伝わらず、ボディランゲージでなんとか買うことが出来ました・・・

ハバロフスクからは約2時間半で成田に到着しました。

今回、初めてのロシアでしたが、食べるのものはどれも美味しく、なによりシベリア鉄道の魅力にはまってしまいましたので、是非ともまた訪問してみたいと思います。