もう先月のオハナシですが、10月は2度に渡って、はるばる道外へ乗り鉄遠征の旅に出掛けてきました。今回から数回に掛けてその記事をお送りします。

 

まずは第1弾なのですが、10月5・6の両日、JR東日本の飯山線にDD16旧型客車の『飯山線開通90周年号』(以下、飯山線90周年号)が運転されるという事で、まだ未乗だった同線に乗るにはまたとないチャンスというワケで、10月5日分(下り)の指定券を確保の上で乗りに行く事にしたのです。

 

(JR新潟支社のプレスリリース)

 

その指定券なのですが、えきねっとでの予約に対応しておらず事前受付も不可能だったため、みどりの窓口での『10時打ち』が必須という、乗るためにはハードルが高い列車と思われたのですが、私の乗車希望である10月6日の下り1・3号ともあっさりと窓側席で確保する事ができました。

列車そのものは長野~長岡を直通運転するのですが、販売上では十日町を境に2つの列車に分割されているので全区間を乗車したければそれぞれの指定券を確保する必要があります。

ただ、1号に関しては長野から飯山線の起点である豊野までの間は『並行在来線』のしなの鉄道北しなの線を走行するため、「JR北海道と連絡運輸の締結をしていない」理由から、長野からでは発券できず最初の停車駅である飯山→十日町での発券となってしまいました。残念でなりませんでしたが、不可能ならどうしようもありません。

 

しかし…乗車日の数日前に同じJR北海道管内の駅で問い合わせてみると、長野→飯山、しかも窓側席で指定券を取る事ができたのです。

今となっては良く解らないのですが、10時打ちした時の駅員が連絡運輸のルールに縛られて発券不可能だと思い込んでいたのか…。他にも同様のケースで長野~飯山で取れなかったケースがあったらしく、この区間に関しては空席が結構な数で残されていたようです。流石に十日町までの全区間での空席は拾えなかったため、結局3枚の指定券で乗車する事になりました。

 

 

 

飯山線90周年1号は長野9:10発なので、前夜のうちに東京入りし、翌朝長野へ発つというプランで移動する事にしました。

そんなワケで10月4日夜、千歳線の3978M快速エアポート196号で新千歳空港へ向かいます。

 

 

車両は733系B-3103+B-3203編成。

乗車したのはuシート車のサハ733-3203です。

 

 

新千歳空港駅は20:27に到着。

 

 

新千歳空港からは21:25発のANA084便で羽田へ。

 

 

機材は全席液晶モニター付きのエアバスA321を使用。

実はエアバス製の機材に乗るのは初めてなのでありました。

 

 

定刻では23:00ですが、それより若干遅れて羽田空港へ到着。

 

 

空港からの移動は東京モノレールを利用。

 

 

乗車した車両は最古参形式となった1000形にして最終編成の1090F。

 

 

終着、浜松町駅に到着。

 

 

 

浜松町駅からは京浜東北線の2306Aで東京駅へ。

乗車した車両は最後尾のクハE232-1014。

 

 

この日の宿は、東横イン東京駅八重洲北口。

私はクラブカード会員なので、シングル無料券を利用し宿代を節約。

 

 

睡眠時間もそこそこに、翌10月5日は早朝6:20頃に東京駅八重洲口へ。

 

 

長野へは6:52発、北陸新幹線のあさま601号で向かいます。

 

 

 

あさま601号は全区間JR東日本区間走行ですが、使用車両はJR西日本所属のW7系W6編成。私が乗る新幹線列車は自社区間に他社車両というパターンが割と多いのです。今回は10号車(普通車指定席)のW726-506に乗車。

この時の乗車から約1週間後、北陸新幹線は台風19号による豪雨被害で長野新幹線車両センターに留置されていた10編成が水没するという、前代未聞の壊滅的被害を受けてしまいましたが、このW6編成は無事だったようです。それにしても、まだ車齢がメチャメチャ若いのに水に浸かっただけで全車廃車になってしまうのは、鉄道ファンとしては非常に心が痛みますね…。せめて先頭車の車体だけでも保存とか何らかの活用策がある事を願います…。

 

 

 

このあさま601号のきっぷは、えきねっとの『お先にトクだ値』(35%off)。

新幹線のお先にトクだ値は1ケ月前の時点でアッという間に売り切れてしまうのですが、たまたま1席だけキャンセルが出たのでそれをうまく拾う事ができました。

もしも飯山線90周年号の指定券が飯山まで取れなかった場合、長野から後続のはくたか553号に乗り換えて飯山へ向かう事も想定していました。

 

 

車内て食べたこの日の朝食は、東京駅弁の鳥めし。

私はチキン弁当よりもこの鳥めしのほうが好きですね。

 

 

碓氷峠を越えて浅間山が見えると、長野へはもうすぐ。

 

 

あさま601号は8:38、長野駅11番線に到着。

 

 

私にとって長野駅で下車するのは2度目。

今年の正月に塩尻発の189系『おはようライナー』に乗り、当駅で北陸新幹線『かがやき』に乗り換えて金沢へ向かいました。その時の乗り鉄旅行記もいつかブログにしたいのですが…なかなか機会がありません。

 

 

在来線乗り換え口を出て、飯山線90周年号が出る7番線ホームへ向かいます。

 

 

7番線ホームに降りると、やはり多くのテツ達がいましたが、まだ飯山線90周年号は入線しておらず、代わりにEF64 1028が停車していました。

 

 

ロクヨンが引き揚げた後、8:57~58頃にDD16 11が牽引する『飯山線開通90周年1号』が入線しました。

ちなみに、左に見える新幹線は私が乗車したあさま601号の車両です。

 

 

プレスリリースの告知の通り、客車3両は長岡方(機関車側)から①スハフ42 2173②オハ47 2266③スハフ42 2234という編成。

いずれも高崎車両センターの所属で、『SLぐんま みなかみ』をはじめとしたイベント列車用で残されている旧型客車6両のうちの3両。

 

 

今回はここまで。次回に続きます。