(・ω・)/かつて西武鉄道の電気機関車や貨車の検修をしていた横瀬車両基地。
現在ここには沢山の保存車があります。
11月9日に開催された「西武秩父線開業50周年記念 車両基地まつり in 横瀬」でそれらが公開されるということだったので見てきました。
※2019年11月撮影
イベント当日は晴天、とても賑わっていました。
西武歴代特急車両の並び
今回のイベントの一番の目玉です。
今年は5月の小田急のイベントといい、歴代の特急車を並べるイベントが多いような気がします。
保存車の5000系クハ5503、10000系10102編成、001系D編成が並びました。
001系側から
40000系40001編成とも絡めて撮ることが出来ました。
5000系クハ5503
5000系の第2編成かつ最後まで残っていた編成の飯能側先頭車です。
富山地鉄に譲渡されて現役の車両も何両かいますね。
「特急ちちぶ」の愛称板が付けられていました。
説明板
少々汚れが気になりました。
台車
通電した車両と並べての展示だったためか、間近で見られなかったのが少し残念だった気もします。
反対側より
貫通扉は塞がれています。
D15形D16号機
クハ5503の後ろに繋がれていて非常に目立たない感じでしたが、こちらも立派な保存車です。数か月前に補修がされましたのでとても綺麗です。
元は小川駅から伸びていたブリヂストン東京工場の引き込み線用に製造され、廃止後に西武へ譲渡され横瀬周辺の入換用に使われていたそうです。
動態保存とのことで、現在も保存車の入換に使っているそうなので現役とも言えますね。
ちなみに同型のD15号機も存在するそうで、現在は秩父鉄道の広瀬川原車両基地に居るそうです。
銘板
製造年等は全く読み取れませんでした。
足回り
反対側より
続いては会場内で間近に見ることが出来た保存車たちです。
1928年にアメリカで製造された電気機関車で、元国鉄ED11形1号機です。
同じく2号機がリニア・鉄道館に保存されています。
車歴90年以上の電気機関車が全車(とはいっても2両)現存しているというのは素晴らしいことだと思います。
説明板
内容が若干古いようで、2号機が今は亡き佐久間レールパークに保存と書かれています。
銘板
台車
反対側より
E51形E52号機
1923年スイス製、元国鉄ED12形2号機です。
海外製の電気機関車は数多くあれど、スイス製というのは珍しい気がします。
説明板
銘板
台車
スポーク車輪が使われています。
反対側より
ED10形2号機
1922年アメリカ製です。
西武に譲渡された後はE71形E71号機となりましたが、2001年に国鉄時代の姿へ復元されました。
説明板
デッキ
ナンバープレート
微妙にひび割れしているのが気になります。
台車
こちらもスポーク車輪です。
反対側より
E41形E43号機
1927年イギリス製、元を辿ると青梅線の一部を建設した青梅鉄道1号形3号機として製造された車両です。
東武博物館に保存されているED101が同型車にあたるそうです。
説明板
こちらもまた内容が古いようで「E44号機が新鶴見で保存」とありますが現在は移転しています。
車番
台車
反対側より
E851形E854号機
西武秩父線でセメント輸送をするために導入された機関車で、これまでの機関車とは違い完全な新車です。
私鉄では最大級の電気機関車だそうです。
説明板
スノープロウも付いています。
銘板
車番と丸窓
このように丸窓を採用した電気機関車は本当に数が少ないらしいですね。
台車
反対側より
501系(初代)モハ505
新製当初の姿に復元されています。
改番を重ね最終的には351系モハ355となったそうです。
説明板
「505」は製造当初501系という形式だった時代の車番ですが「351」は引退時の形式名であり、色々ややこしいことになっています。
前面拡大
サボが無いと物足りない感じがします。
台車
車番
この表記から本稿では501系という扱いにしましたが、車内などは351系となった引退時そのままであり、どう扱うか難しいところです。
銘板
今は亡き所澤車輌工場製です。
反対側より
長すぎるのでその2に続く