※訓練に使用された2両編成の30000系(32103・32203)

 

11/12(火) この日は西武鉄道の総合復旧訓練が行われました。

募集のあった一般見学者として(ソロで)参加しました。

場所は玉川上水車両基地です。

※左側に一般の受付、右側に同業他社等の受付

 

訓練の開始時間は10時~となっています。

案内には20分前までに受付を済ませてほしいとのこと。

9時半頃には受付を済ませました。

 

受付では、総合復旧訓練の実施要領を貰いました。

他にも帰宅困難者用の備蓄品やお土産を貰いました。

・非常用飲料水

・カロリーメイト

・防寒・防風用アルミシート

・ホッカイロ

・ラビュークリアファイル

・ラビューマスキングテープ×2

 

見学者席に行くと6~7人は座っていました。

目の前に30000系の2両編成が見える場所です。

 

列車の先端部に挟まった想定で乗用車の扉が配置されています。

 

列車と衝突した想定で乗用車が配置されています。

 

9時50分頃に乗客役として30000系に乗り込みます。

 

見学だけでもよいそうですが、できれば乗客役をとのことです。

乗客役だと開会式~30分程車内にいることになります。

(外の放送は聞こえます。)

 

よく見るとレールスターが置いてあります。

 

見学スペースです。

線路側から見るとこんな感じです。

 

西武建設のドローンが飛んでいます。

安いもので100万、高いもので1000万くらいするらしいです。

これはいくらなんでしょうね?

 

ちなみに見学席にモニターがあります。

ドローンからの映像やカメラマンが撮った映像が流れます。

※ドローンからの映像です。

 

一方、車内ですが けが人用の人形が置いてあります。

 

車いすに乗った人形もあります。

 

避難開始までの車内はこんな感じ。

西武鉄道の方と思われる人も乗客として参加していました。

 

訓練が開始されて30分程経った頃

車内からの避難・誘導が開始されました。

 

奥の車両にいる人から誘導されて降車を開始します。

※カメラマンが車内から撮影しています。

 

非常梯子で車内から降ります。

 

手すりが片方しかないので降りるときは少し怖いです。

※非常梯子

 

玉川上水駅に歩いて避難する想定で、2列になって退場します。

 

この後、消防の方が、電車の車内からの重傷者(人形)の搬送や

乗用車の運転手(人形)を救出する内容を見学できます。

 

乗用車の後ろ扉をこじ開けようとしています。

 

乗用車から救出してタンカーに乗せています。

 

現場の確認と点検、被害状況の報告に使うレールスターです。

レールスター軽いんですね。

二人で持ち上げて方向を変えていました。

 

ここから復旧作業の様子です。

 

車両部による車両復旧訓練が開始されます。

 

ジャッキを置く場所を作っています。

 

ジャッキ配置後です。

 

ジャッキで車両を少しずつ持ち上げていきます。

 

随分持ち上がりました。

 

高さを図ったりしているようです。

 

全体的にはこんな感じ。

 

高さも十分のようで、乗用車の扉を取り除きます。

 

車輪が破損したとの想定で、搬送台車を配置しています。

 

搬送台車 取り付け後です。

 

搬送台車をつけるとこんな感じ。

 

電気部による踏切警報機倒壊復旧訓練の様子です。

 

同じく電気部による電車線不具合復旧訓練の様子です。

軌陸車を使っての訓練です。

 

車両部・電気部の復旧作業の後は帰宅困難者対応訓練です。

訪日外国人の方にタブレットを使った翻訳で案内したり

帰宅困難者に備蓄品を配布したりする内容です。

位置的に遠かったので画像なしです。

 

最後は公務部による線路復旧訓練です。

 

線路の回りのバラストをスコップを使って取り除きます。

スコップにロープが付いていて二人一組で作業します。

 

ずれたレールを戻す作業です。

独特の掛け声でタイミングを合わせます。

 

陥没した場所にバラストを撒いています。

 

エンジン付きタイタンパーを使って砂利のつき固めを行います。

 

トラックマスターで軌道計測を行います。

 

これで訓練は終了です。

 

最後に閉会式です。

残っていると不審に思われるので、閉会式後は早急に撤退です。

 

西武鉄道の訓練の様子を間近で見ることができました。

様々な部署があり、それぞれ役割を持って迅速に

作業にあたっている姿はすばらしいとしか言いようがありませんでした。

普段見えていないところで鉄道の安全を守っている方々の

活動を子鉄にも教えようと思います。

貴重な見学の機会を頂きありがとうございました。