米作り、台風19号被災からの顛末記 | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

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SL撮影&乗車を主に、鉄道模型、ライブラリー等、鉄道趣味全般対象です。
C57180「SLばんえつ物語」の撮影・乗車記事が多数。

 今日は鉄道と全く関係ない私的な話題なので、スルーしていただいても…。

 台風19号の被災からほぼ1か月が経ってこの1か月を振り返ります。

ブログで「公表するかorしないか」だいぶ悩みました。

 私がコメ作りをするようになって18年ほどになりますが、今までにない被害の大きさになりましたので記録の意味でブログ掲載をすることにしました。

 

 台風19号は各地に甚大な被害をもたらしました。我が家は被災したと言っても、お話しするほどではない軽微なもので、被災者と呼ぶのはおくがましいくらいです。

 しかし

『被災しても少々の手を加えれば、それなりの収穫は出来るもの』

という記録を、将来の自分のために残しておくことが必要と考えました。

 

 ※2019.10.12台風19号による大雨で各地の河川等が決壊・氾濫。

 私は仕事で21時前に会社を出て、川のように水が流れる道路等を走りながら、どうにか我が家に無事たどり着く事が出来ました。

 帰宅すると裏山の一部が崩れているのは確認できましたがどうやら家屋までは影響なさそうと確認。、それ以上に心配なのは未だに刈り取りの終わっていない水田でした。

 

 以前にこれほどひどくない大雨の時でさえ一部水が上がって被害を受けた事があったからです。今回の雨はその時の比ではないだけに非常に心配でした。しかし夜に氾濫したであろう川を見に行くのは非常に危険なので、翌朝夜明けとともに見に行く事にしました。

 

 翌13日、雨も上がったので朝7時前に水田へ行ってみました。

 その田んぼを見て、やっぱり……えーん

 

 1、川のコンクリート堤が破壊され水が田んぼを横切った事が一目でわかります。2019.11.13

 田んぼに入る道もえぐられて、決壊した水流で削られた田んぼに水が溜まっています。

 

 2、約20アールある田んぼの4割ほどの稲が倒されました。2019.11.13

 稲刈りを終えた田んぼの藁が流されて稲を埋めています。

 一人では運ぶのも大変なほどの大きな石も稲の上に流されています。

 

 ただ嘆いてもしょうがない!

 15日は仕事が休みだったので立て直しに取り掛かります。

 

 3、倒れた稲の刈れるところは手で刈りました。2019.11.15

 棒を立て「棒掛け」にしました。

 あわせて、来年の稲作のために田んぼに入った石を取り除く作業。土に埋まった石を掘り起こし田んぼの外に運び出し。その量は軽トラック1台分ほどになりました。

自然の力はなんと恐ろしい事か。

 

 ほぼ1日かけ、藁くずの下敷きになって倒れている稲以外は、どうにか農協のコンバインで刈ってもらえる程まで立て直し出来ました。

 

 ところが…。11月2日、私が「SL日本海美食旅」撮影に向かって山形県小国町付近を走っている時に連絡があり、

 「田んぼに入る道が崩れているのでコンバインが入れない。道を直してもらえなければ刈り取り出来ません。」との事ガーン

 

 私は自宅にいないし、困り果てました。そこで、家のメンテナンスをしていただいている工務所さんにお願いして見る事に。

 幸いご主人に連絡がついて、状況を確認していただき昼頃に

「本日中にどうにかします」

との連絡が入り、ホッとひと安心ニコニコ

 

 4、2日のうちに応急修理された、田んぼへの取り付け道路。 2019.11.03

 これならば十分コンバインが入る余地があります。

 

 「道を修理した」ことを農協に連絡。稲刈りをお願い。

 翌々11月5日に刈り取りをしていただけました。

 

 5、稲刈りを終えた田。

 ほぼ予定通りに稲刈りを終える事が出来ました。

 

 それから3日経った9日に最後の後片付け。

 

 6、流れてきた藁も含めて焼却しました。

 藁の表面は乾いているものの、中は水分を多く含んでいてなかなか燃える状況ではありません。

 

 7、余計な藁を減らすため、燃える部分を焼却しました。

 まだ余計な藁は残っているので、もう少し乾燥させ、頃合いを見て再び焼却することにしました。

 

 最後に、

 12日朝、コメの運搬業者から

 「精米→放射能全袋検査が終わった」

と連絡が入りました。

そして出来高の数を聞いて

「ほぼ平年並みの収穫」

であったことが確認でき、ホッとした次第です。

 

 以上が台風19号被災からの対応を時系列での記録でした。

 最後までお読みいただきありがとうございました。