大分駅から列車で数分。牧駅の隣に存在する大分車両センターは毎年秋に「トレインフェスタ」を開催しており、1日だけ公開が行われています。
もちろん展示内容も楽しいのですが、なんと言っても目玉は「がちゃ列車」。
大分方面から直接大分車両センターに乗り入れる団体列車ですが、その編成がDE10のプッシュプルに気動車数両が挟まれるというもの。
気動車も赤・黄・白色の塗色といったバラバラな編成なため、見た目にもカラフルなものとなっています。
以前から乗りたかったこの列車、今回やっと乗車する機会を得ましたのでご紹介します。
なお、例年と異なり今年は
・第1便が杵築発→別府発に短縮
・客車3両→5両に増結
という違いがあります。
第1便の発売開始には始発で行っても間に合いませんので、今回は大分駅始発の第2便を狙います。
始発のソニック1号で出発。
朝の別府湾を眺めて大分に到着しました。
早速改札を抜け、がちゃ列車きっぷ販売の列に並びます。
発売は10時30分からの予定でしたが、案の定1便のきっぷが変えなかった方がすでに列を作っていました。
並ぶこと1時間弱。ようやくきっぷを手にすることができました。
買った後は入線を待つ間、ホームでEF81 403牽引の4075レや特急あそぼーい!92号を眺めて過ごします。
そろそろ、がちゃ列車の表示も現れました…
豊肥本線のところに表示されるんですね。
ホームに戻って待つこと少し。
11:04頃、大分車両センターよりがちゃ列車がやってきました。
こちらががちゃ列車の編成。
大分車両センター方からDE10、キハ125、キハ147、キハ186、キハ186、キハ185、DE10の順に連結されています。
先頭のDE10には特製のヘッドマークが掲げられていました。
それでは後ろへと向かいます。
DE10に連結されているキハ125…
黄・白・赤とつながれた編成はまさにがちゃ列車、ですね。
後ろにもDE10が連結されています。こういう編成のことをプッシュプル方式というようです。
別のヘッドマークが取り付けられていました。
ヘッドマークはどちらも今回のがちゃ列車に使用される車両が散りばめられたデザインで個人的に好きでした。
それでは、反対側のホームへ。
間近でキハ185とDE10が連結されているのを見ると違和感(笑)
中に入ってみます。
キハ185の車内からDE10。ほぼこの列車でしか見られない光景ですね。
続いてキハ147からキハ185。
これも営業列車では通常ありえない光景です。
最後にキハ125からDE10。機関車にキハ125の黄色が反射しています。
先頭の機関車のところは記念撮影する親子連れで賑わっていました。
編成だけ見れば小倉総合車両センターへの入場回送ですが、営業運転としてドアを開けているのが違います(笑)
それでは、そろそろ発車なので戻ります。
座席は自由席ということで、特急型車両のキハ185に座ることにしました。
11:30、列車は大分駅を発車しました。
なお、安全のため全員着席が求められていました。
乗り心地ですが、気動車はサービス電源のためアイドリング状態でしたが力行することはなく、DE10の牽引に頼っていたため、まるで客車列車のようでした。
大分駅を出た列車は日豊本線を下り、まずは大分川を渡ります。
数分で大分車両センターの入口、下郡信号所へ。
一旦停車です。
発車した後列車は日豊本線と別れて大分車両センターへと入っていきます。
もう一度停車した後センター東側へ。
やがて列車は停車し、車内放送で「一番後ろの車両の一番後ろのドアのみ開く」という放送が。
係員の誘導で列車を降りました。
普段絶対に訪れることのない大分車両センターへ珍しい編成で訪れる…非日常な体験でした。
それでは、次回に続きます。
★乗車データ
3001M 特急ソニック1号大分行き 博多(6:22)→大分(8:44) 883系 AO-3編成
団体 がちゃ列車2便 大分車両センター行き 大分(11:30)→大分車両センター(11:45) DE10-1638+キハ125-20+キハ147-53+キハ186-7+キハ186-5+キハ185-2+DE10-1207