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白浜の赤ちゃんパンダ「彩浜(さいひん)」が、親元を離れ独り立ちしました。
彩浜はそのかわいい姿と相反して、おっさん臭い仕草から、パンダ好きの間で「社長」と呼ばれているそうです。
なんだか焼き鳥食べてるみたいで、なかなかの貫禄です。
ジャイアントパンダは野生でも1歳~1歳半で親離れするそうです。
まだ、早い気もしますし、もうこういう親子でわちゃわちゃする姿が見られないのは残念ですが、彩浜が今後もすくすく成長することを祈りつつ、その独り立ちを祝したいと思います。
閑話休題、本日ご紹介するBトレインショーティーはこちらの車両です。
「湘南電車」の愛称で親しまれた有名な車両です。
国鉄にはこれまでも電車は存在しましたが、基本的には大都市圏内の短距離輸送に限って用いられ、長距離輸送には客車列車が充当されていました。
東海道本線の東京エリアの列車は、運行距離が長いため戦後も客車列車によって運行されていましたが、ラッシュ対策には加減速、高速走行性能に優れた電車による運行に切り替えることが必要と考えられました。
その目的で1950年に登場したのが80系電車です。
登場時は3枚窓のスタイルでしたが、2次車以降では2枚窓のスタイル改められました。
この形状は「湘南型」「湘南スタイル」と呼ばれ、雨後の筍の如く類似車両を大量に生んだことから、絶大なるインパクトをもって迎え入れられたのだろうと想像します。
※湘南スタイル車両の一例、伊予鉄道800系です。(元京王2010系、現銚子電気鉄道2000形)
今見てもいいお顔だと思います。
Bトレでもその魅力は伝わるのではないかと思います。
この車両の塗色は後期の塗色のようで、ヘッドライト周りの塗装が初期の塗装と少し異なり、オレンジがより目立つ塗装となっております。
国鉄吊り掛け駆動車の集大成の様な車両で、一気に首都圏をはじめとする各地を席巻します。
しかしながら、1958年にカルダン駆動を備えた新性能電車153系が登場、続いて111系・113系も登場し、1960年代には早くも大都市圏の運用を失ってゆきます。
その運用範囲を中央本線、山陽本線などに変えながら運用を続けましたが、1983年、最後に残った飯田線での運用を終了しました。
非常に登場インパクトの大きな車両であったにもかかわらず、実働33年と決して長くはない活動期間でした。
80系は日本の鉄道史の中に鮮烈な印象を残し、鉄路を去っていきました。
現在保存車は京都鉄道博物館にありますが、登場時の3枚窓仕様で、2枚窓のいわゆる「湘南スタイル」の車両は1両も現存しないのは残念です。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑
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