11月運転会~テーマは同じ…ですが~ | みなかん~南千住車両管区~

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鉄道模型を中心に、ゆる~くのんびり・まったり語るブログ。
取り扱う車両は、営団地下鉄と乗り入れ先の関東私鉄たちが主成分です。

 

こんばんは、ななせです♪

 

本日は運転会に関する話題をお送りいたします。

前ブログで交流のあったyam様と落合にあるリカラーへ行ってきました。

 

私の周囲にはコレクターが多い中で、yam様は数少ないモデラー仲間であり

当区で使用している便利ツールや加工手順などは基本的にyam様のアドバイスによる部分が多いです。

お会いするたびに私はまだまだモデラーには程遠いことを思い知らされます

 

 

中でもエアブラシを使用した塗装技術は私でも真似できないレベルで、しばしば完成品の

塗装変更やキズ・ホコリ巻き込み修正部へのぼかし塗装を依頼しています。

 

今回も依頼していた車両のぼかし塗装が完了したのと、将来的に必要な車両たちの塗装変更に関する

サンプルが欲しいとのことでお会いすることになり、今回の運転会と相成りました。

 

 

 

今回運転したのは新生7・8番線。

 

北陸本線の敦賀駅をモチーフにしているようで、以前走らせた時と比べホーム部分を中心に

大幅にリニューアルされています。

 

そんな中、北陸要素が皆無な今回のテーマは「小田急千代田常磐」。

 

 

yam様もとあるきっかけで小田急方面の車両を集め出し、当初はお互い全く違うジャンルで知り合ったので

急な私鉄への進出に驚きましたが、これまた数少ない私鉄仲間として今後も深みへ引き込んでいきたいですね(←

 

当区での小田急車集めは今まで「何かの合間に」が多く、運転会でもオマケ要素が強かったため

今回初めての小田急メインな運転会となりました。

 

 

 

 

トップバッターを務めるのは、今回の運転会で唯一の「ロマンスカー」となった2300形。

 

…何というか、当区らしいチョイスなのかもしれませんが、「SEですらないのか」という

ツッコミがあちこちで聴こえてきます。

 

そのツッコミならまだマシな方なのでしょうか…「何だコレ」という感想が

イマドキの人の自然な反応かもしれませんね。

 

 

これでも110km/h出せるカルダン駆動の高性能ロマンスカーですよ?

どう取り繕ってもムダなものはムダだと思います

 

新宿12時発の特急「初花」として、ポイントを渡っていく姿は小田原駅を出発し

箱根登山鉄道の3線軌条区間へ乗り入れてくような…

 

 

 

対してyam様は初走行の路線という事で総合検測車クヤ31形と1051×4のコンビで

路線チェックをしていきます。

 

「小田急顔/9000形」までがポリシーな私でも、検測車を始めとした事業用車は

心惹かれるものがあります。

 

ですが、当区のポリシーでも国鉄マヤ34を4連の9000形でサンドしたり

CI車やORPT試験車など、対抗手段はいくらでもあります。

誰も羨ましがりませんよ

 

 

 

入線したての9000形と冷房準備車の営団6000系後期形。

内側の線路で顔を合わせ代々木上原駅での一コマみたいに…

 

営団6000系も息の長い車両ですから、4ドアで冷房の付いた車両とはもちろん

外線にいる非冷房の17m級車とも顔を合わせることができる、何気に万能車両です。

 

地下から出てきた営団6000系は準急列車として本厚木駅を目指し、

対して9000形はこれから千代田線に直通して綾瀬駅まで走ります。

 

 

 

駅の端にある小さな留置線に停車中の2300形と1900形を横目に

HE車こと2400形の急行列車が駆け抜けていきます。

 

4両編成のHEが2編成とFM車(2200形)2両を繋げた10連急行で、

先頭で風を切るのは冷房試作車であるクハ2478です。

 

新塗装になる頃にはロマンスカー2300形もとっくに通勤形へ格下げされていますが、

こうして電留線の脇を駆け抜けていく光景は、さしずめ経堂検車区でしょうか?

 

 

 

当区の2400形とyam様の8000形。

お互いの主力車両が顔を合わせます。

 

一応8000形の製造初年は1982年ですから、HE車は第一線から退いているとはいえ

こういった光景も見られたはずでしょう。

 

 

 

ホームに停車中のFM車の隣で出発待機をしているのはNHE車こと2600形。

 

中形車で長編成を組む急行運用に対して、各停運用は大形車6連で

年々激しさを増す混雑に対処していきます。

 

入線当初はHE車と併結して10連を組んだりもしましたが、中形車だけで10連を組めるようになった今は

NHE車単体で各停運用をこなす本来の姿に戻りました。

 

 

 

集合写真を撮るべく列車を入れ替えます。

こちらはyam様の8000形2編成と新3000形です。

いまどき「新3000形」て…

 

もう既に気付いている方もいるかと思いますが、当区が9000/5200形までの車両がポリシーであるなら

yam様のポリシーは「ブランドマークが付いている車両」です。

 

後ほど登場しますが、たとえ「小田急顔」であろうとブランドマークにシングルアームパンタ装備の車両であり

当区の車両とは「対極」の仕様をカバーしています。

それが普通なんだって

 

ちなみに、yam様の車両だけやたらと感想が薄いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、

これに関しては8000形以降の車両は無知過ぎて細かな違いが判らないからです…(汗

 

 

 

小田急(&営団6000系)の車両で集合写真です。

 

真ん中のホームを境に5本ずつ…ってどちらが誰の車両であるかは

説明しなくてもわかりますよね。

 

運転会前は空気の読めない当区の車両が浮いてしまうではと懸念していたものの、

yam様が年代順に並べて下さったおかげでそれほど悪目立ちしていない…かも?

 

 

 

電留線の脇を今度は9000形が駆け抜けていきます。

5200形がいない当区の現状では、一段下降窓を持つ車両は9000形のみです。

あとはHB車群が揃えば結構増えますが…

 

鉄コレの1900形後期車は2+2連にして開業直後の多摩線運用を想定しています。

 

沿線は今でこそニュータウンとして栄えていますが、開業当初は祝賀列車を最新鋭の9000形で走らせたと思いきや

その後の主力車両は1900形が、しかものちに2両に減車して走らせていたほど閑散としていました。

 

 

 

 

「小田急顔+ネコ」の通勤型車両で集合写真です。

左からyam様の5000・5200形と当区の2600形・2453×4・2477×4・1900形・2200形の順に並んでいます。

 

正面3枚窓・上部2灯ライト・貫通扉に縦型の方向幕といった伝統の小田急顔の車両たちは

いつの時代になってもその栄光は翳ることはありません。

 

こうして並べていると、当区でも5000/5200形はもとより、4000形や2220形などの

空白になっている部分を少しずつ埋めていきたいですね。

 

 

 

今度はポスト小田急顔な通勤車が並びます。

車種ごとに撮影場所がシフトしていきますね。

 

yam様主力車両の8000形―当区のHE車のように編成を分割したり、今回登板しなかった編成を含めると

全ての線路が8000形だけで埋まってしまいそうですね。

私もいつか小田急顔で同じことができる日を夢見て…

 

8000形に混ざり、隅っこに9000形がいます。

 

9000形は残念ながらブランドマークを貼り付けた車両は存在しませんが、ここ最近yam様が興味を示されていて

これを機に9000形を入線すればブランドマーク縛りを脱出できるのではと終始走らせていました。

煽るな

 

 

 

 

レンタルレイアウトだとついつい集合写真に偏ってしまいがちになるため、

風景写真も少々…

 

駅が敦賀駅をモチーフにしているだけあって、都会的ではなく山に囲まれた

自然豊かな情景になっています。

 

そんな中、小田急の車両を走らせるとどこか丹沢の山々を背景に

箱根路を駆け抜けていくそんな雰囲気を感じます。

両数が少々長めですが…

 

 

当区のHE車は中形車の特性を活かして湯本急行としており、

都会でも山間部でもよく似合います。

 

ただ、私の撮り方が悪いのかHE車の特徴である

車体長の差がわかる構図で撮るのは難しいです…

 

おそらく車間距離でしょうか…?

 

 

 

 

yam様の5200形と当区の2600形。

各停運用の主力である2600形と急行運用の新たなエースである5000/5200形です。

 

5200形は5000形の6両編成版で、9000形の製造が終わったあとに造られたこともあり

「小田急顔」でありながら側面は9000形と同じという不思議な車両です。

 

隣の芝生は何とやら、急行運用は当初HE車とFM車のコンビで行こうと思っていたものの、

当区でもアクセントとして5000形シリーズが欲しくなってしまいます…

 

 

 

こちらもyam様の5000形。

4両編成のオリジナルスタイルであり、パッと見では2600形とほとんど変わりません。

 

ブランドマーク縛りをしているyam様ですが、5000形をよく見ると…あれ?

 

一瞬ブランドマークが無いのでついにこちら側へ進出か(←)と思いきや、

こちらはわずかな期間のみ見られた最晩年仕様の5063×4。

 

したがってブランドマーク付きの車両たちに混じって走っていた車両であり、

マーク無しでありながらもセーフなのです。

 

やはり手始めに9000形の導入を…(ごにょごにょ)

 

 

 

駅構内の外線を走っていくyam様の1000形。

先程登場した5200形の相方に、10連を組んでいました。

 

小田急通勤車の醍醐味と言えば、何と言っても「他形式との併結」。

 

―それは鋼製車体とSUS車体とか、抵抗制御とVVVF制御車でも併結が行われるといった

固定編成化が一般的になっている近年でも積極的に行われています。

 

中形車と大形車とかの併結は当区で出来たとしてもSUS製の車両との

併結は当区では見られないので、新鮮味を感じます。

 

 

 

2300形を使って先ほどの橋でもう一枚。

 

実際のものよりは橋桁が高すぎますが、渋沢駅~新松田駅との間にある

第二川音川橋梁を渡っているようなイメージで。

 

新宿を出てからノンストップでおよそ1時間、山間部を進み

小田原まであと一息といったところですね。

 

 

 

 

さて、小田急要素を残しつつも今度は千代田・常磐色が強くなっていきます。

 

運転会序盤から走っている9000形と営団6000系後期冷準車に加え、

国鉄203系を参戦させて3社の新鋭車両がここに揃い踏みです。

おや、写真左奥にいるのは…()

 

さらに、外線には小田急4150形国鉄415系と修正塗装が終わり

久々に運用復帰した485系カツK6編成です。

 

先ほどまでは小田急の車両に囲まれて代々木上原駅みたいだった景色も

今度は対岸の綾瀬駅を彷彿とさせる光景に様変わりです。

 

 

 

 

yam様の車両も加えて集合写真です。

 

E233系2000番台や新4000形、209系1000番台の他に、当区にも所属している

B修仕様のドア窓の大きな営団6132Fもいます。

 

3社とも沿線にこんな規模の駅は存在しませんが、同じテーマに沿った車両が

新旧問わず揃い踏みすると壮観ですね。

 

運転会も終盤になりつつ辺りも暗くなってきたことも相まって、夕方ラッシュへ赴こうとしている

そんな雰囲気があります。

 

 

 

営団08系入線の影響でひと月遅れで入線した415系と運用復帰した485系カツK6編成。

同じ場所で撮影しても、構図を変えるだけで今度は新松戸駅になるのでしょうか?

K6編成ってことはボンネット居ないのですね

 

どちらの車両も地元南千住駅を通過していくので103系よりは馴染みのない車両ですが、

地元を走る車両として1編成くらい持っていればいい引き立て役になってくれるかなと思い入線しました。

 

 

 

当区の冷準車6129Fと離合するyam様のB修車6132F。

 

6132Fは当区のエースとして何度か登場しており、今回はyam様が持ち込むことと

当区の営団6000系の走行距離を調整すべく6129Fの方を選びました。

 

やはり考えることは皆同じなのか、yam様も当区の6132Fと同様に

行先は多摩急行唐木田行きを選択していました。

 

対して当区の6129Fの方は準急本厚木行きになっており、

乗り入れ形態の変遷を窺い知ることができる組み合わせです。

 

 

 

今回は一日中走っていた9000形と新たに登板したyam様の新4000形。

思えば、新4000形の入線によってyam様は小田急沼へ入っていったような気がします。

 

新旧乗り入れ車の組み合わせとは言え、ワンクッション形式を挟んでいるため

実際にこのような光景を千代田線内で見ることは出来ませんでした。

 

乗り入れ仕様の1000形については当区でもyam様でも入線基準を満たしていないため、

果たして3形式揃う日が来るのでしょうか…?

 

 

千代田線乗り入れ運用をこなす9000形に対して新4000形は本線運用である

快速急行片瀬江ノ島行き。

 

…私もやっぱり本線運用のために9000形がもう一本欲しくなってしまいますね。

 

 

 

おや、ホームの真ん中には…?

ここ最近出番の多いしぐれどんこと営団9000系。

 

全般検査を受けるためか、綾瀬工場まで路線を渡ってやってきました。

 

南北線内を走る他の車両を一切持っていないにもかかわらず

意外とテーマを選ばずとも合わせられる車両の多い万能感に登板する機会も多くなります。

 

 

という事で、以上が今回の運転会レポートでした。

 

お互いの入線ポリシーを知っていたので当区の車両たちは結構浮いてしまうのかなと思っていたものの

思いの外溶け込んでくれたのは、yam様の主力が8000形だったからだと思います。

 

次回やる時は「ただひたすらにロマンスカーを走らせる」とのことで、当区では現状FM車しかいないので

SE車かABF車を導入するか、それとも今回のように通勤形でサポート役に徹するか…

 

 

運転会後はバスで上野まで行き夕食会。

いつものような話題(?)かと思いきや、意外と真面目にモデラーズトーク。

滅多に機会が無いのでとても貴重です

 

その中でも興味深かったのは、「自宅でガイアノーツのイージーペインターを使える環境があるなら

エアブラシを使っても問題ないのでは?」とのこと。

 

エアブラシはCPによる騒音もアパート暮らしには気を遣うべき部分ですが、他にも

スプレーより粒子が細かいので周囲を汚してしまうのではないかと導入に踏み込めずにいました。

 

ただ、最近はイージーペインターを使って調色した塗料を吹く機会が増え、

壁とかも特に汚したことが無いため、それならエアブラシでも変わらないそうです。

メンテナンスには骨が折れるそうですが…

 

流石にエアブラシは「いいもの」を揃えようとすると資金も結構かさむため、

数か年計画で導入することを今後かなり真剣に考えていきたいと思います。

 

 

今回yam様にはお忙しい中お越しくださっただけでなく、以前よりお願いしていた依頼品の件や

整備・加工に関する様々なtipsを聞くことができた事をこの場を借りてお礼申し上げます。

 

それでは今回はこの辺で。

ご観覧ありがとうございました♪