2019初秋の北海道観光列車紀行⑦風っこそうや3号乗車記[その3] | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

和寒を発車した列車はしばらく和寒町の風景を眺めながら走行していきます。

 

和寒町はかぼちゃの作付面積が日本一だそうで、車窓に広がる畑の中にもかぼちゃの黄色い花が見え隠れしています。

 

15分ほどで剣淵に到着。21分停車です。

 

地元の方と、剣淵町のゆるキャラ「ぷっちーな」がお出迎えしてくれました。

アルパカ牧場が町内にあることから、ゆるキャラになったようです。

 

 

駅の外に出てみます。

 

駅舎内で地元の方からアルパカの折り紙とお菓子をいただきました。

 

剣淵町は絵本の里。駅前に移動絵本図書館が来ていました。

しかし、乗客の皆さんが向かうのはそこではなく…(笑)

 

 

やはり、これ目当てですよね(笑)

 

剣淵駅のご当地入場券は駅前の商店での販売でした。

 

駅前に戻ると、さっきの移動図書館の横で紙芝居が行われていました。

横目に見ながらホームに戻ります。

 

停車中の風っこそうやを後ろから。

 

風っこ車両のみを。

 

 

列車に戻ると、ちょうど旭川行きの特急サロベツ2号が横を高速で通過していきました。

 

地元の人に見送られて剣淵を発車します。

 

 

剣淵を発車してしばらくすると車窓左手に樹高の低い針葉樹林が並行するようになります。

 

これは線路を地吹雪から守る防雪林で、1926年(大正15年) 国鉄名寄保線事務所に赴任した深川冬至氏により剣淵~士別間12.7kmにドイツトウヒが植林されたことにより形成されました。

この辺りは過湿泥炭地であり、防雪林の生育には適しておらず、植林にあたっては土壌改良など多大な苦労があったそうです。

 

 

剣淵駅から少々北側に氏の功績を称える深川林地の碑があり、車窓からも一瞬眺めることができる、との放送がありました。

撮ってみましたが、ぶれてしまいました…

 

ここで、風っこそうや乗車記念のうちわが配られました。

 

風っこ車両に今回運行のヘッドマークが取り付けられたデザインですが…

風っこが先頭に来ることはないので実際にはありえない形になっています(笑)

 

列車は士別に到着しました。久しぶりの有人駅です。

26分停車なのでここでも外に出てみます。

 

士別は羊の街。

サフォーク種のめん羊が約1100頭飼育されており、サフォークランドとも呼ばれています

サフォークと聞くとアズレンの同名艦しか思い浮かばない私ですが…(笑)

改札外でジンギスカンの試食が行われていました。

 

温かいものは嬉しいですね…♪

 

 

そのそばには何やら古めかしいバスが停車していました。

 

こちらは士別軌道のモノコックバス(日野K-RC301P) 。

モノコックバスとは、「モノコック構造」という外板だけで車体強度が得られる構造をしたバス。

全国に四台しかないそうで、定期運行を行っているのはこの士別軌道の一台のみだとか。

 

 

丸みを帯びたかわいい車体が特徴です。

 

車内にも入ってみました。

天井のリベット打ちが特徴的。

なんとなく懐かしさみたいなものを感じますね。

 

士別駅でもご当地入場券を。

ここはみどりの窓口設置駅なので駅で購入することができました。

 

 

それでは、そろそろ出発時刻なのでホームに戻ります。

 

跨線橋を渡っていると、風っこそうやの横に何やらゆるキャラが。

 

こちらは士別市のゆるキャラ「さほっち」。

サフォーク種の羊がモデルで、ホームで地元の方とともに特産品を販売していました。

 

 

ちょっとしたお買い物をした後列車に戻ります。

次は名寄に止まります。

 

続きは次回です。