阪和線の鳳駅から分岐する羽衣線は、次駅の東羽衣駅までの僅か1.7kmの単線区間で短い編成の電車が運行されています。

 

かつて、羽衣線を訪れた時には、用済みになった荷物電車クモニ143を旅客車に改造したクモハ123が単行で運行されていました。

1990年11月18日 鳳駅の羽衣線ホームから

 

当日は、日曜日の午後の閑散とした時間帯だったので単行運転でしたが、 日中は単行又は2両で、ラッシュ時にはクハ103を併結した3両編成で運転されており、専用車両としてクモハ123-5,6とクハ103-194が配置されていました。

 

鉄道コレクション第20弾で、この車両(クモハ123-5)が製品化されています。

鉄コレ(572) クモハ123-5

 

両運転台方式で、反対側の側面

 

東羽衣側の正面はホロ付

 

クハ103を連結する鳳側正面はホロなし

 

室内には運転台仕切りも装備

 

両正面とも密連のダミカプラー

 

走行パーツの金属車輪に交換してN化していますが、動力ユニットは装着していません。実車は最大3両編成で運用されていましたので、クモハ123をもう1両入手しました。一方、クハ103-194は低運転台・2灯式・ユニットサッシの車両で、分散形クーラー(WAU102×3基)で冷房化改造されたスカイブルーの車両で、類似車両が手元にありましたので、3両並べてみました。

 

鉄コレのクモハ123(2両)とクハ103低運2灯車(右端)

 

この低運転台・2灯式・ユニットサッシ・AU75クーラー搭載のクハ103は、KATO製で「103系(京阪神緩行線)7両セット」(品番10-539)の先頭車両を一時借用したものです。クーラー形状が異なりますので、このクハ103を別途入手して分散クーラーに改装の上、3両編成で運転できるようにクモハ123を密連カプラー装備・動力化の加工をする予定でいます。

 

同等のクハ103の中古品を探していますが、なかなか見つかりません。以前にマイクロエースから当該3両編成が「クモハ123-5・6+クハ103-194 阪和線羽衣支線3両セット」(A3683)として製品化されており、こちらのクハ103が見つかればクーラー変更の手間が省けますが、クハ103単品では益々見つけ難いものと思われます。

 

追記:後日、KATO製クハ103の余剰車から、クハ103-194に改造することにしました。

 

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