荷物列車が好きで各種の荷物車・郵便車を揃えていますが、マニ60を増備しました。

 

今回増備したKATO製のマニ60-2539です。中古のボディのみが尾久(オークション)から転属してきましたので、手持ちの床下セット・台車を組合せて、5両目のマニ60として増備完了しました。

 

以前に投稿した「KATO マニ60のラインナップ」(→こちら)にて、マニ60の製品ラインナップ・リストを掲載しましたが、今回の増備車両のボディは、車番からリストのトップに出て来る3桁品番(520)時代の製品でした。下回りは4桁品番(5020)になって間もない頃の手持ちパーツを使用しています。従来から手持ちのマニ60の写真等は、こちらに投稿しています。

入手した時点で埃と汚れが目立ち、ぬるま湯に台所洗剤を加えて洗車しました。トイレ窓の右横付近にしつこく汚れが残っていたので、アルコール(消毒用エタノール)を染み込ませた綿棒で擦ってみたところ、塗膜まで剝れて素材の黒色下地が露出してしまいました。車体色が濃い色で極端に目立つこともなく、そのままで補修はしていません。現行製品であれば、アルコール位では塗膜が剝れることはありませんが、かなり昔の製品ではダメージを喰らってしまいます。判っていながら、ついついやらかしてしまいます!

 

反対側の側面です。古いものの割には、目立つような傷もなく良好です。

 

 

車掌室側の後方監視窓のある妻板です。この当時の製品には集電機能がなく、テールライトはボディと一体成形のダミーで、室内灯を点灯することもできません。後方監視窓には窓ガラスが見えますが、嵌め込み方式ではなく側窓ガラスを直角に曲げて窓に沿わせてあるだけです。貫通ドアに至っては窓ガラスすらありません。

 

反対側(荷物室側)の妻板は、貫通ドアのみでHゴム支持の窓形状ですが、窓ガラスはなくHゴムの着色もされていません。現行製品では、妻面も嵌め込み式の窓ガラスが装備され、車掌室側のテールライトも点灯式(0N/0FFスイッチ付)となっているのとは、随分差があります。特段の追加加工しなくとも、編成の途中に組み込めば目立たない箇所ですので、これでも十分でしょう。

 

保管は、手元にあった単品用プラケースに収容していますが、インサートシートがないので他車両と積み上げた際に中味が判りませんので、インサートシートを当時のイメージで作りました。パソコンのエクセルで簡素に作図し、厚手の紙にインクジェット・プリンターで印刷しています。

 

これで、積み上げても中味を判別することができます。

 

側面は、現行デザインの文字配置を踏襲しつつ、シンプルに表現(カラーインクを節約)しています。これでも十分役に立ちます。

 

今回は脱線(予定外の作業を)してしまいましたが、明日は従来からの加工作業に戻ることにします。

 

【関連記事】

 KATO マニ60を増備してインサートシートを作る

 KATO マニ60のラインナップ

 KATO 荷物列車には欠かせないマニ60