撮り散らかし鉄の記憶

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近鉄 八木西口(2013.11.16) W乗り納めの旅 18409F 貸切

2019年11月04日 11時01分38秒 | 近鉄
6年前に、近鉄橿原線 八木西口駅でW(ダブル)乗り納めの旅として運転された18400系の貸切列車を撮りました。
18400系は1969~72年に、京都と伊勢方面を結ぶ京伊特急18200系の増備車として登場しました。
当時の京都線の車両限界拡大工事は完了していたそうですが、橿原線の工事が完了していなかったため、奈良、京都、橿原線系の縮小車両限界に準拠する狭幅車として設計されています。
車体デザインは、同時期に大阪線、名古屋線用に登場した12200系のスナックカーに車体デザイン、車内設備は準じていたのでミニスナックカーと呼ばれていました。

奈良、京都、橿原線系の1500V昇圧前に登場した18401F、18402Fは600/1500Vに対応する複電圧仕様として登場しています。
輸送力増強期間の過渡期を担った形式と言えそうです。
長らく京伊、京橿特急を中心に使用されましたが、車体幅が狭いことによる居住面の問題から、1999~2000年に18409Fを除いて比較的、早期に引退しました。

18409Fのみは1997年に団体専用車に用途変更され、18200系「あおぞらII」と同様の塗装変更に変更され、特急標識、方向板差し、側面方向幕が撤去されています。
ただし、増結用車両の扱いであったため「あおぞらII」とは称していませんでした。
2013年11月に引退しましたが、これまでも一部を紹介しましたが特急色に復刻されて18400系車両の引退イベントが10~11月に5回行われ、この日は3回目の「16000系(Y6)特急車両と 18400系あおぞらⅡW(ダブル)乗り納めの旅」 が運転されていました。

1枚目は、八木西口駅を通過するモ18409の貸切です。
先に紹介した橿原神宮前駅構内での撮影会では、貫通扉の円形の電照標識は貸切に戻されています。



2枚目は後追いで、大阪線への連絡線に差し掛かるク18509です。
この連絡線は新ノ口~大和八木駅間の通称 新ノ口連絡線が開通する前は京伊特急が橿原線と大阪線を結ぶルートとして利用されていたそうです。
現在では定期営業列車は運転されておらず、回送列車や団体貸切列車だけが通過するとのことで、この時もイベント用に設定されたコースのようです。



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