こんばんは。

今日は前回に引き続きNゲージ鉄道模型、動画に出てきた485系12連”はつかり”編成のモーター車についてです。

 

写真中央に写る485系はつかり編成(KATO,TOMIX混成)、この編成のみM車がKATO3極モーター車以外にも繋がっていると書きました。

 

それがこの2両、どちらもモハ484ですが手前がTOMIXの1057、後ろがKATO3極モーターの310です。これまで唯一異メーカーのモーター車が混在する編成でした。

前記事動画の本線定速運転では順調に走っているように見えましたが、実態は歩調が合っていなかったようで、その後ポイントの多い1階層試験走行などでは脱線しまくり でした。BEMFのパラメータを弄ったことで走行特性が大きく変わってしまったのだと思います。TOMIX車はある程度の歩調ズレ、スリップを想定してゴムタイヤを外して運転していましたが、新たにパラメータを弄ったことでどうにもならない歩調合わず状態になったんだと思います。

 

因みにTOMIX(手前)はDCC化を考慮されていないので、写真のように苦労してEM-13基板を屋根裏に収める形でDCC仕様に、それでもリード線が窓から見えるのは避けられませんでした。奥はKATO車、DCCフレンドリーなので床下にEM-13基板を差し込むだけでDCC化できます。

さて、構造もギアも違うメーカー違いのM車をBEMFを考慮しながら歩調を合わせるのは至難と思ったので..今回この1000番台の電装解除~トレーラー化に走りました。

 

事の発端はネットオークションでM'484 3000番台の床下機器を見つけたことです。3000台はすべて1000番台からの改造車のはずなので察するに同一パーツであろうと。到着した商品(青枠内)とこれまでの1000番台M車の比較、機器配置は予想通り一致です。これを板バネ集電式に改造して使います。

他の485系12連は1Mでの運転なのにこの編成にTOMIXを2両目のM車として入れていたのは、1000番台がTOMIXからの発売のみでモーター車の設定だったから、逆に言うとトレーラーのパーツが足りず手にも入らなかったから だったので、実にタイムリーです。

 

まず手持ちのKATO DT-32(ビス止め仕様)台車をTOMIXに合うように中心穴を広げます。3.5mm→4.5mmです。ピンバイスを使うには太すぎのドリルなのでドリルチャックを用意して使っています。左台車が穴を広げたものです。いきなり4.5mmを使うと失敗するので、4.0mm→4.5mmと慎重に広げています。

 

床下パーツ側も台車ネジ穴外側に4方向に出ている突起を削る必要があります。写真は施工後、グラインダーをかけているので白っぽく見えます。

 

集電版はこれまでKATO廃車発生品パーツを流用していましたが、いよいよ底をついたので0.1mm厚燐青銅版から切り出し、金切鋏使用ではどうしても丸まってしまうので慣らしたうえで両面テープで固定しています。TOMIXオリジナルのウェイト兼集電版は集電部に干渉しないよう短くカットして使います。

 

床下パーツと台車、座席パーツをねじ止めで固定、組み上げれば板バネ集電仕様になります。座席パーツも何故か在庫がありました。ついでに右端の銅板..自作室内灯化の準備工事も行いました。こちらは普通の銅板、燐青銅は高いので..。

 

ボディーは共通なのでそのままはまります。とりあえず編成内の車両に合わせてTOMIX室内灯を入れて組み上げれば電装解除、板バネ集電化改造終了です。

 

こうして1Mになった485系12連はつかり編成ですが、2階層の電留線に入れました(写真左端)。

実はこの編成は2Mだったのでこれまで4階層留置でした。1Mでは2~4階層の連続上り勾配でスリップするんです。この2階層留置線はこれで満タン、1編成2M化しなければならないかもです。

電装解除したりM車増やしたり、何やってんでしょうね(笑)。でも同メーカー、仕様のモーター車2両なら上手くいくと思います。BEMF強化設定のKATOED75重連は走行順調ですから。

1000番台以外の銀屋根も何とかしたいと思っています。私の見た実車は銀屋根ではなかったのが殆どなので..塗装に関してはあれこれ準備しています。

 

485系の編成詳細やBEMFのその後など、また書いてみたいと思います。

 

以上TOMIXモハ484の電装解除、板バネ集電化の話、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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