久々に通販で予約購入していた新車が届きました。鮮やかな新緑もみじ色が映える15m級電車のお手軽な2両編成です。

 

KATO 「叡山電鉄900系 青もみじきらら(メープルグリーン)特別企画品」(品番10-1528)です。実車は、京阪電車の京都側終点である出町柳駅を起点に、京都洛北の鞍馬・八瀬比叡山口に向かうのが叡山電鉄(京阪グループ)で、900系きららが運転されています。この車両は、鞍馬線の「紅葉を観るために乗りに来ていただく車両」のコンセプトの元に、眺望を重視し平面ガラスを多用したデザインで2編成(901-902,903-904)が製造されました。もみじの紅葉を表現した塗装で、上半分が901-902の編成はメープルレッド、903-904の編成がメープルオレンジに塗られ、下半分は両編成ともベージュで境界に金帯が巻かれています。(ウィキペディアの叡山電鉄900系電車による)

 

叡山電鉄は、叡電(EIDEN)と略記され地元民(私もかつての地元民)には「えーでん」と呼ばれ、洛北の足として親しまれています。

叡山電鉄鞍馬線は、2018年12月1日に開業90周年を迎えたことから、記念事業の一環として901-902の編成のメープルレッドをメープルグリーンに塗り替えて、期間限定(2019年3月~2020年12月の予定)で運行されています。叡山電鉄900系を既に製品化しているKATOから、特別企画品としてメープルグリーン塗装の青もみじきららが2019年10月に発売されました。

 

叡山電鉄900系は、EH500やEH10と同様の一回り大きくて長いプラケースに収容されています。

 

EH500と同様に2両を連結した姿で収容され、900系には自分で取付を要するパーツはありません。

 

唯一の添付品は行先シールです。

 

説明書はインサートシートの内面に印刷されており、シールの貼付位置と今回の製品には使用しない部分(ワンマン表示の下側の赤文字と新緑きららロゴ)が記載されています。

 

901号車

 

902号車

 

901号車(左)と902号車(右)の連結は、ジャンパ管付ドローバーを使用。青もみじマークと鞍馬線90周年ロゴマークを扉脇に印刷済み。

 

反対側の側面

 

902号車

 

901号車

 

パンタ付の901号車の屋根上で、屋根板・クーラーはボディと一体成型、パンタ脇のヒューズ箱のみ別パーツになっています。

 

スッキリした902号車の屋根上で、無線アンテナのみ別パーツになっています。

 

901号車(左)が動力車、902号車(右)はT車の構成です。

 

901号車の動力台車は連結面側のみで、ゴムタイヤが1箇所だけ装着されています。集電機能は前部T台車にもあり、前面カプラーはダミー仕様になっています。

 

902号車はネジ止め式のT台車で前後共に集電しており、前面カプラーはダミー仕様です。

 

両車は固定連結のドローバー仕様です。

 

 

 

 

ヘッドライトは電球色LEDで明るく点灯。

 

テールライトもLEDで明るく点灯。

 

901号車の前面窓下の左側にはEIDENのロゴマーク、窓下右側にはもみじの葉っぱのロゴマークと車番、側扉上の肩部分にはKEIHANのロゴマークも。ガラスを多用した車体が水晶のようにきらめくことから「きらら」の愛称が付けられたそうで、良く再現されています。前パンタも凛々しく美男子の様相。

 

無線アンテナだけのシンプルな902号車は、優しい美人の雰囲気かな。

 

動力ユニットも低速走行が期待を裏切らないスムーズさで、爽やかなメープルグリーンの塗装も相まって非常に好感が持てる製品です。