先日の土曜日、この時期恒例となっておりますJR貨物 広島車両所公開イベント「第26回 JR貨物フェスティバル広島車両所公開」が開催されました。
私も例年通り参戦してきましたので、今回はそちらのレポートをお届けいたします。
まずはお目当ての鉄道部品販売から。
最初は毎年恒例のナンバープレート販売ブースです。
たったこれだけ?というのが、部品廃人らの共通認識だったのではないでしょうか。
ナンバープレートはわずか9点のみと、かなり寂しい状況です・・・。
ちなみに昨年はこんな感じでした。
正直昨年も大した目玉は無かったのですが、それと比べても惨憺たる内容です。
しかも、このショボイ品揃えに約130人も集まったというのだから、まさに負のスパイラル状態・・・。
抽選前からすでに、負け戦の香りがムンムンと漂っております (^_^;)
そんな状況のなか抽選が始まりましたが、やはり自分の番号は呼ばれず、時間だけが過ぎていきます。
15人ほどが呼ばれた段階で「今年も空振りか・・・これが誰かに取られたら他のブースに行こう」と諦めかけた瞬間、なんと自分の番号がコール!!
というわけで、ギリギリ購入できた品がこちら。
コキ101-114に付いていた楕円銘板でございます。
昨年3月改正でコキ50000形が全廃されたばかりにもかかわらず、コキ100系でも初期型のユニット車(コキ100・101形)にちらほら廃車が出ており、このコキ101-114もそんな1両のようです。
コキ100系の楕円銘板は、将来的にはゴロゴロ出てくるでしょうが、現時点ではあまり出回っていないですし、車番がはっきり明記して売られていたので、個人的にはまあまあ良い品が買えて良かったです (^o^)
続いては吹田機関区のブースへ。
ここは幾度も散財させられている「魔境」でありますが、今年はどうかな?
おおっ、昨年と同様にゼロロクの部品がいっぱいです。
ちなみに、最初に売れてしまい写真は撮り損ねましたが、EF66 26の前面ナンバープレートも並んでおりました。
なぜかブルトレ方向幕まで売ってるし、前述のナンバープレート販売ブースよりも良品が揃っていますね (^_^;)
さて、昨年はEF66 21号機の前面ナンバープレートをお買い上げという、貧乏サラリーマンにとっては清水の舞台から飛び降りるような暴挙に出ましたが、今年は何を買ったかというと・・・
物欲のままに、またもやEF66 21号機の切り抜きプレートを購入。
今年もまた散財しちゃったぜ\(^o^)/
「このガラクタ、一体なんなのよ・・・」という、冷めた視線で見つめてくる通常の感性を備えた御仁方に説明いたしますと、下の画像の赤丸部分であります。
運転台の下にある、区名札回りの鋼体部分を切り抜いたものになります。
本当は区名札の枠だけ欲しかったんですが、EF66はなぜか鋼体ごと切り抜いた形で販売されるんですよね・・・。
なんでこんな馬鹿デカい切り抜きを購入したかというと、上の写真に写っているEF66 21号機の前面ナンバープレートこそが昨年購入した物でして、最初から21号機の部品が出たら最優先で買うつもりだったのです。
ホイッスルか銘板程度が買えれば御の字、と思っていたのですが、まさかこんな大物部品が出るとは想定外 ・・・。
真面目に置き場所がキツくなってきたので、即売会シーズンが終わったら部品を整理して、場所を捻出しないとマズくなってきました(^_^;)
吹田機関区ブースでは、もう一つお買い上げ。
こちらはEF200-10号機の札差しでございます。
EF200の部品も最初から狙っていたものの、1順目で前述のプレートを選んだため諦めていたのですが、割と人気の札差にも関わらずフリー販売になっても余っていたので、すかさず購入いたしました。
個人的にはEF200も結構好きな機関車なのですが、部品鉄にはあまり人気のない車両のようですね。
続いては広島機関区の即売ブース。
各種メーターやホイッスルなど、雑多な部品が色々出ていました。
こちらでも楕円銘鈑を1枚購入。
三菱重工の楕円銘鈑は持っていなかったので、購入してみました。
販売員さん曰く「何かの貨車の銘板」とのことですが、銘板の塗装色・製造メーカー・製造年かつ最近廃車になった貨車というと、コキ50000形が合致するのですが、真意のほどは不明です。
状態はそれなりに良いので、こちらも良い収穫になりました。
お次は富山機関区ブース。
こちらも例年通り、雑部品の即売とEF81ナンバープレートの入札販売でした。
即売には、旧カシオペア機のEF510-509の部品も出てたりしましたが、全体的にはいつも通りの品揃えなのでパス。
ナンバープレートは札を入れましたが落とせなかったので、富山機関区ブースでは収穫無しです。
あとは鉄道部品屋のブースも物色。
色々ありましたが、私の琴線に触れる物は無かったので、こちらも収穫無しです。
といった感じで部品購入は終了し、続いては展示ブースを回ります。
まずは恒例の機関車展示ですが、今年は大きな変化がありました。
会場入口のいつも機関車が並んでいる場所が空っぽです・・・。
というのも、展示場所が最奥の留置線に変更されたのですが、新しい場所には大きな問題がありました・・・。
従来は北を向いて撮影していたのが、今度は南側を向いて撮影する配置になったため、新しい場所は晴れるとモロ逆光になるので、前の場所のほうが良かったですね。
ちなみに展示機はEF66 30、EF200-10、EF67 1でした。
引退時は掲げられなかったので、このイベントのために作ったんでしょうかね?
もしかしたら、後日行われる京都鉄博での特別展示でも掲げるかもしれませんが。
で、この写真を撮った後に気付いたんですが、数十分前に10号機の札差しを買ったばかりでした。
10号機は去年に引き続き展示されたので、「広島コレクション」の仲間入りかと思ったのですが、改めて考えると札差しを剥がしたということは、10号機も解体されるのが決定したようなもんでしょうか・・・。
それだけに、先ほどの札差しは大切に持っておきたいですね。
EF67 1の隣には、チサ9000が展示されていました。
こちらのチサ9000は、トラックのピギーバック輸送の試験用に試作された貨車です。
2年前の本イベントでは、車庫の中にさりげなく置かれていて話題を呼びましたが、今年はお日様の下で堂々と展示されていました。
車庫の中では、EF67 101、EF210-112、EF81 719、EF59 21、EF66 1が展示 。
そしてEF66 1の後ろの庫の中には・・・
ボロボロのEF66 36がひっそりと佇んでいました・・・。
昨年は部品が抜き取られた痛々しい姿を晒しており、今年もまだ解体はされていませんでしたが、来年は吹田機関区ブースで亡骸が並んでもおかしくないですね。
続いては建屋の中へ。
今年はEF510-501が据え置かれていました。
元JR東日本のEF510は、新潟に遠征した時に撮影したいと思いつつ、全然撮影できておりません。
JR貨物に転籍してからまともに撮影していないので、この塗装で貨物を引っ張る姿も記録しておきたいですね。
その隣には、新塗装化したEF210-111が。
吹田所属機から始まったEF210の新塗装化も、ついに新鶴見や岡山のEF210にも波及しはじめました。
EF210は何機か撮りこぼしている機体があるので、そろそろ原色姿のうちに意識して撮り潰しを進めておきたいところです。
こちらにも、なにやらヘッドマークが付いております。
広島公開の告知ヘッドマークの2019年バージョンでした。
2年前までは営業列車にも掲げられていたものの、去年・今年は掲げられなくなりましたが、撮り鉄が群がりすぎて旅客会社さまがお怒りになったんでしょうか・・・。
まあ、私もその一人だったわけですが。
そしてEF210-111は、空飛ぶ列車の大役にも抜擢。
軽量な旅客車と違い、重量級の機関車はやはり迫力が違いますね!!
私くらいイベントに通えば、空飛ぶ列車は見飽きたプログラムですが、今回はなかなか面白かったです。
屋外では、こちらも新塗装化したEF210-2の運転台が公開されていました。
私も入りたかったのですが、45分待ちの大行列だったので断念・・・。
その横では、お馴染みのEF500-901が展示されていました。
とまあ、今年の機関車展示はこんな感じでございました。
シメはこちらも毎年恒例の「肉うどん」を食します。
相変わらず美味しい肉うどんでございました (^o^)
これを食べないと、広島公開は終われませんねぇ。
うどんを食べたあとは会場を離れ、矢賀駅から芸備線で広島駅へ戻ります。
芸備線は昨年の西日本豪雨によって部分運休が続いていましたが、ちょうど3日前の10月12日に1年3か月ぶりに全線復旧しました。
それを記念して、広島駅でもお祝いの装飾が施されていました。
広島駅で、ちょっと遅めのランチタイム。
いつもはお好み焼きを食べていましたが、今年は気分を変えてカキフライ定食。
やっぱりカキは美味いですねぇ (^o^)
といった感じで、今年の広島車両所公開イベントのレポートは終了。
昨年に引き続き、部品購入で良き収穫が得られたので、来てよかったですね。
さて昨年は広島車両所公開のあと、JR四国の多度津公開工場イベントに連戦しましたが、今年は多度津公開の日程がずれたためハシゴできませんでした。
それならば、中国地方のどっかで撮り鉄でも・・・と思っていたら、前々から気になっていた事業者で、面白そうなイベントが翌日行われることを知りました。
というわけでそちらに向かうため、広島駅から普通列車で山陽本線を東へ。
やってきたのは、広島都市圏の足としてすっかり定着した227系です。
227系0番台が登場したのは2014年なので、すでに登場から5年も経っておりますが、私は今回が初乗車でした。
といっても、乗っちゃえば225系あたりと何も変わりませんでしたが。
初めての227系を1時間ほど満喫して、三原駅に到着。
三原駅からは、これまた数年ぶりとなる末期色の115系に乗り換え。
中国地方では18きっぷ旅を久しく行っていませんが、115系には幾度もお世話になっておりますので、個人的には「これぞ中国地方の山陽筋の普通列車」って感じです。
夕暮れの瀬戸内海を眺めながら、山陽本線をさらに東へ。
広島駅から3時間ほどかけて、目的地の倉敷駅に到着。
このあとレンタカーを調達し、近くのネットカフェで一泊しました。
翌日どこに向かったかは、お察しのいい方は分かっていると思いますが、その模様は次回の記事でお届けします。
過去の広島車両所公開のレポート記事はこちら。