東武日光線・全線で運転再開とその前後 "NIKKO STATION BISTRO"開催 | マターリ日光線ヽ(´ー`)ノ

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東武日光線[北鹿沼]-[板荷]、黒川橋梁を渡る6050系です。

洪水の爪痕残る堤防には近隣の方々が集い見守っている様です。

2019年10月24日撮影

 

 

台風19号による堤防の決壊と氾濫による影響が残っていたこの区間。

1日前倒しとなる24日始発からの運転再開となり、東武日光線の全線が繋がる事に。

 

日光・鬼怒川温泉といった観光地、

福島県の南会津へ向かう東武特急やJR直通特急も再び走り始めました。

 

個人としては限りがありますが、

運転再開の直前、23日以降の様子をまとめてみました。

 

 

 

 

東武日光線[新鹿沼駅]の2番線から出発する東武100系スペーシアです。

10月23日撮影

 

19日より栃木駅や新鹿沼駅まで特急が運転再開していましたが

新鹿沼駅では折り返しが可能となる2番線が使われていました。

 

 

列車代行バスで溢れる?新鹿沼駅前のロータリー。

特急が運転再開した事により代行バス利用者も増加したようで、

色とりどりな観光バスに加え、東武バスなどの路線バス車も運行されていました。

 

道路事情に影響されるため時間が読みにくい代行バス。

はたまた東武としてはバス事業者との手配や調整。

接続のタイミングなどなど、苦労が耐えなかったと思われます。

 

 

普段は鬼怒川温泉駅にてホテル・旅館を巡回する日光交通のダイヤルバス。

この日は各駅停車の代行バスとして活躍していました。

 

 

築堤が崩落した地点では保線用のモーターカーが運休区間を行ったり来たり。

復旧地点の確認のほか、

踏切・信号などの設備確認、レールの錆取りといった役目もあったと思われます。

 

 

 

東武日光線[下今市駅]の様子。

写真中央は鬼怒川温泉駅で休車となっていた109Fでした。

10月23日撮影

 

東武日光駅や鬼怒川温泉駅で使用休止中となっていた車両たちは

翌日24日始発からの再開に備えて点検や移動を行っていた様です。

 

 

東武日光駅の構内では”日光ステーションビストロ”銘打たれたイベントが開催。

駅構内に賑やかな祭り囃子が響き渡ります。

10月23日撮影

 

すでに1回目が10月9日に行われており、今回は2回目。

台風19号の影響が心配されていましたが無事開催となった様です。

 

"NIKKO STATION BISTRO"

http://www.nikkostationbistro.com/

 

 

忍者と戦う女の子、

時代劇でお馴染みな”キーン””ブシュッ!”といった効果音の演出付きw

忍者ショーでは外国人観光客も多く参加し、

日光ステーションビストロへ訪れた方々の笑いを誘っていました。

 

 

こちらは初回となる10月9日開催時の"日光ステーションビストロ"。

本来ならばスカイツリートレインが東武日光駅へ訪れて居酒屋となるのですが、

分断された東武日光線の影響で2回目は欠席となりました。

 

 

 

 

思わぬ形で"日光ステーションビストロ"の居酒屋?として活躍したのが

使用休止中として東武日光駅に留置されていた6050系6両編成でした。

 

編成は6156F+6175F+6159F。

輝く橙色の急行灯。

快速・区間快速の廃止から早2年立ちますが、

かつての姿を思わせる6両編成は懐かしくも有り。

甚大な被害となった台風19号の影響という事もあり、何とも複雑な心境となる光景でした。

 

 

 

始発より運転再開の東武日光線。

24日未明には6050系を使った試運転が繰り返されていました。

 

東武日光駅に居た6両編成も復旧地点を通過し新栃木へ向かった様です。

 

 

夜が明けて始発列車より平常通りに運行し始めた東武日光線。

お馴染みの東武電車・東武特急が徐行しながら通過して行きます。

 

4年前、2015年の関東・東北豪雨を超える被害と運休期間。

個人的にも4年前の豪雨を経験しましたが、

それ以上の被害が及ぶような災害とは予想するに及びませんでした。

 

栃木県内に限れば、栃木市や佐野市が最も大きな被害を受けおり、

いちごなどの農業被害としても過去最大のものとなりそうです。

 

・防災とちぎ 災害・気象情報

http://portal.bousai-tochigi.jp/Disaster/DisasterDetails/201900044.html

 

 

 

3連休を直撃し影響が長く最中、

日光や鬼怒川温泉、那須塩原など観光地にとっても大きな打撃。

 

しかしながら、

公共交通機関としての鉄道が平常に戻りつつあり、

日常の通勤通学や観光、

ボランティア活動としての交通手段もほぼ回復してきた状況です。

 

もし宜しければ、

被災しながらも再開したお店などへ足を運んだり、

はたまたふるさと納税や義援金などなど、

零細ブログではありますが、復興の一助となる力添えを皆様へお願いしたく思います。

 

 

使用休止中の車両に寄り添う?もふもふな黒猫さん。

2019年10月22日、東武日光駅にて。