10月19日は埼玉県川越市で毎年10月の第3土・日に行われる「川越まつり」に行ってきました。
昔はよく仕事で行った川越市ですが、このお祭りを生で見物するのは初めてでした。
※今回は敢えてモザイク処理しません。

川越まつりは、国の重要無形民俗文化財とユネスコの無形文化遺産に指定される関東三大まつりのひとつで、江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受けて発展、精巧な人形を乗せた豪華絢爛な29本の山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、川越市街地を曳行(えいこう)します。
山車の装飾を見ているだけでも飽きません
何台もの山車が辻で相対し、すれ違うさまは見物客を圧倒させるダイナミックさがあります。
山車の装飾など町によって異なり、一番古い物は、仲町の山車で1862年(文久2年)に神田の職人が制作、江戸時代から明治・大正・昭和・平成と様々な時代に制作された山車は、歴史を刻むと共に祭り人や見物客の心を熱くしてきました。
川越まつり最大のみどころは、18時半から21時まで開催される「曳っかわせ」(ひっかわせ)で、向かい合う数台の山車が、お囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、祭り人たちは提灯を高々と振り上げながら歓声を上げ、川越まつりは最高潮の盛り上がりを見せます。
前置き長くなりましたが、川越まつりを見物した模様をご覧下さい。

JR東日本 川越車両センターの一般公開へ行き鉄分補給満タンに

JR川越線 南古谷駅から川越駅へ

電車を待っていると国鉄特急色風の塗装となった勝田車両センター(茨城県)所属のE653系が回送列車でやってきました

15:35 9526M 快速「ぶらり川越」号
川越駅に到着すると先ほどのE653系がいました。

太鼓の演奏や川越のゆるキャラ「ときも」「時の鐘マン」(左から2番目)らによるお見送りで、快速「ぶらり川越」号は川越駅を出発

川越駅改札口にある「時の鐘」オブジェ

川越駅東口を出て川越まつり会場を巡ります。

川越駅近くにある脇田町の会所ではお囃子に合わせてひょっとこが踊っていました

三番町交差点を曲がると山車がいました!

こちらの山車は脇田町の「家康」(1982年制作)

こちらの山車は野田五町の「八幡太郎」(1990年制作)

双方の山車が間もなくスライド

後方で道を曲がった山車を追いかけると、その先は川越八幡宮でした

曳行を終え曳き綱を巻きつける

こちらの山車は南通町の「納曾利」(なそり)

川越八幡宮

山車の曳行では、電線や看板との接触などのアクシデントも

バールみたいな道具を使って車輪を動かして山車を動かす

無事に回避出来ました


川越市内は寺社仏閣が多く外国観光客にも人気がある観光地です

徳川家康の遺骸を日光へ運ぶ途中に、喜多院で法要を行ったことから、日本三大東照宮のひとつである仙波東照宮が建てられました。

喜多院の歴史は古く、830年に慈覚大師が無量寿寺を開いたのが始まりで、1612年には徳川家康の知恵袋として有名な天海僧正が住職となった有名なお寺で、厄除け・開運・家内安全・商売繁盛のご利益があります。

住職であった天海が家康と関係があったため、とりわけ徳川家とゆかりの深いお寺で、江戸城から移築された”家光誕生の間”や”春日の局化粧の間”などの文化財が一般公開されています。

1973年に移転・再建された「多宝塔」

喜多院の参道

小江戸川越のシンボル「時の鐘」

江戸時代から続く「川越いも」の栽培が盛んで、サツマイモなどのいも菓子などが名物です
ちなみに地方の友人への土産に、川越の「くらづくり本舗」の「スイートポテト・べにあかくん」を持って行く事が多いですね

和風なスタバ

埼玉では有名な弓削(ゆげた)醤油
蔵造りの町並みが人気の一番街と山車のマッチは最高です

いつも多くの観光客で賑わう一番街を通る県道39号線は、週末にはマイカーや観光バスで渋滞しますが、川越まつり開催日は車両通行止めになります。

初めての「川越まつり」は、様々な山車を見たり祭り人の熱い魂を感じられて、とても良かったと思います。
今回も1人お出かけでしたが、お祭りは誰かと一緒に行くのが一番ですね。帰る時はめっちゃ空しかった・・・
誰か私と一緒に行っておくれ~

私は乗り鉄ではないので、移動は電車やバスより車の方が楽で良いですよ。マイカーが無いから仕方なく利用してるだけ。(写真は以前自分で借りたレンタカー)
そんな川越ですが、その不便さが払拭されるだけの魅力溢れる町なので、皆様も良かったら川越観光されてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。