【また新形態】E257系2000番台のあずさ色・J-TRECからNA-06編成出場

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E257系の中央線から東海道線への転用改造では、長野・秋田の総合車両センターで施工された最初の1編成ずつが改造工事途中のまま出場して注目を集めていました。

5編成目にしてまた新たな改造途中の形態で登場したNA-06編成の秘密に迫ります。

E257系の転用改造のこれまで

中央線特急「あずさ」「かいじ」で活躍していたE257系0番台ですが、東海道線特急「踊り子」などへの転用改造が進められており、これまでに既に4編成が出場済となっています。

そのうち、長野での1編成目となったNA-09編成(元M112編成)では内装の半分と外板塗装の一部(側面ブルーの帯塗装)が未完成となっているほか、秋田での1編成目となったNA-03編成(元M-103編成)については内装に残工事が発生しています。

この点については組合発表により、60日という工期では間に合わなかったことが明らかになっています。

それ以降に長野から出場したNA-10編成(元M-113編成)とNA-04編成(元M-104編成)については完成形で登場しています。

ここまではJR東日本の長野・秋田の総合車両センターで施工されてきた転用ですが、2019年6月に突然、総合車両製作所へ入場して注目を集めました。

疎開されていた尾久から入場した元M-108編成ですが、他の編成と同等の工事を行って完成した姿で登場するものと思われていました。

あずさカラー維持と編成番号

今回のNA-06編成ですが、内装や機器更新などの2000番台化改造をある程度施工している一方で、まさかのあずさカラーを維持した状態で本日出場回送となりました。

あずさカラー維持ですので波動用の2000番台初登場……と推測する声もありそうですが、サロハE257の全室グリーン車化(サロE257化)が施行されていたり、カーテンも既に武田菱のものから交換されていることを踏まえると、塗装工事のみ自社で施工することとしていたと考えて差し支えないでしょう。

メタリックの塗装は長野・秋田で廃車体を使用して試験塗装をしていた姿が目撃されていることを考えると、特殊塗料になっている可能性が考えられます。

編成番号についても、今後も波動用とさして活躍しそうなM-105,107,111を飛ばしてNA-06とされていますので、こちらも東海道特急用と裏付ける根拠となりそうです。

編成差異が多過ぎです…

過渡期ならではとなりますが、現時点で出場している編成たちにはなんらかの差異が生じています。

記録するのは大変ですが、いずれ統一されてしまうことが濃厚ですので、今のうちに楽しんでおきたいですね!

編成番号塗装内装パンタグラフ連結器カバー
NA-09途中途中塗装非貫通のみ
NA-03完成座席残非塗装非貫通のみ
NA-10完成完成塗装非貫通のみ
NA-04完成完成塗装両側
NA-06未塗装完成未塗装なし

動画資料集

YouTubeチャンネル【鉄道ファンの待合室資料館】にてこの列車についての動画を公開しています。チャンネル登録・コメント・評価もお願いします。

今回は短区間ながら初の甲種輸送形式での出場となりましたので、逗子駅での出場シーンと気になる細部を中心にまとめました。

チャンネル内に全編成の出場動画がありますので、合わせてどうぞ!

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コメント

  1. 井田清助 より:

    色々ツッコミ要素があるみたいですが、私はやっぱり、波動用だと思います。波動用のみあずさカラーで、その他新塗装だと、運用面でも管理しやすいし、カーテンやグリーン車を同等のものとすることで、臨時便の運行などでも支障をきたさないことから、波動用である可能性がまだまだあり得ると思います。でも、まだまだ微妙なところはあると思います。