夕方、テレビで何気にBSの番組表を探っていると、F1の日本グランプリのコマを発見。
レースは昨日に行われていて録画放送でしたが、何年も見ていなかったので、久しぶり
にじっくり鑑賞しました。
地上波放送がなくなり、BS放送もなくなり、有料CS放送のみになって、全く見なくなって
いたF1グランプリ。シューマッハのフェラーリ黄金時代の頃から、段々レースがつまらな
くなって、ハミルトンが優勝し始めた地上波最後の頃は、WEBで結果を確認して終わり。
ということが多くなりました。
今でもF1が面白いと感じている人はどれくらいおられるでしょうか?
F1を見出したのは、中島とセナがロータスで活躍した頃。1987年だから、もう32年も前
のことですか。89年にフェラーリがセミオートマを開発しますが、まだマニュアルミッション
が主流で、ドライバーの力量が結果に出る時代。
非力なエンジンのマシンでも、テクニックで上位のチームをカモレる。そこがまずは面白か
ったと思います。アレジがそうでしたね。
パワーとオーバーテイク。F1の醍醐味はこれに尽きます。私はマンセルが好きなのです
が、あのクレイジーな走りっぷりは感動すら覚えます。
個性的などドライバーも多かったですね。セナ、プロスト、マンセル、ベルガー・・・
現代F1はマシンが電子制御されて、ドライバーのドラテクがモノを言う時代ではなくなりま
した。上位チームがバランスのいいマシンを作ってしまうとひっくり返すのはほぼ不可能。
オーバーテイクのない、ただひたすら周回を重ねるレースは退屈なだけです。
それからマシンスタイル。昔のF1カーは格好よかったですね。カラーリングも綺麗で、
ベネトンBMWなんかほれぼれします。個人的にはフェラーリの86~90年モデルが
大好きで、ダイキャストモデルを時々机に飾ってにやけています(笑)。
今ではF1の役割が、エンターテイメント志向が強かった昔と変わったのかもしれません。