左沢線の旅を終え、山形に着いたのは17:57。まだ明るいうちだったので、降りたことのない駅を訪ねることにしたのですが、米沢方面だと次は18:38発としばらく間が空きます。とりあえずその間にホテルにチェックインし、改めて駅に来ることにしました。
8月下旬ともなると日が沈む時間も早くなっているもので、暗くなる前にどこで降りるかがポイントになります。この時の選択肢は、山形の隣の蔵王か、もう一つ先の茂吉記念館前の二択。駅舎の造りを堪能するという点では蔵王の方がよかったのですが、駅周りで過ごす時間が長めになるので、茂吉記念館前まで足を延ばすことにしました。それでも滞在時間は18:47着-19:16発と30分ほど。駅名の通り、近くには斎藤茂吉記念館がある訳ですが、閉館後の記念館に行ったところであまり意味もなく、すでに暗くなりかけている折り、下手に散策もできません。駅の東側は眺望が開けていますが、これといったスポットはない感じで、西側は小道と丘陵地・・・記念館あっての駅ということがよくわかりました。
こうなると30分はかなりの長丁場。徐々に暗さが増す様子を撮りつつ、星や山形空港発着の飛行機を眺めつつ...長閑な時間を過ごしました。ホームで待機している間は、虫の音がよく聞こえ、時折吹く風もかなり涼しい感じ。一人静かに秋の趣を味わう、そんなひとときでした。