旧岩泉駅994

 


今回の鉄よもやまは、旅記録183号車の途中で訪れた旧岩泉線跡のご紹介です。

三陸海岸の旅3日目、朝からレンタカーであちこち巡り"はしあつめ"のあとは、
岩泉小本駅から国道455号線を小本川に沿って遡り、
旧岩泉駅跡にやって来ました。
旧岩泉駅000

平成22年に押角~岩手大川間で土砂崩れが発生し、長期にわたって運休となります。
岩泉線は、運休のまま復活することなく平成26年に正式廃止。

平成25年の年末、旅記録121号車で訪れてます。
当時はすでに列車の運行はなく、代行バスで岩泉線区間を往復しました。

旧駅舎はそのまま残されていて、現在は岩泉商工会が使用しています。
周辺地図は昭和な感じで、開業当初からのものっぽいですね。
旧岩泉駅987旧岩泉駅988

ちょっと旧駅舎の裏手に回ってみました。
ホームも残っています。
旧岩泉駅991旧岩泉駅995
扉のカットは、草に覆われてなお残る車止め。

ホームから旧駅舎への階段もそのままで、歓迎のパネルにわびしさを感じます。
旧岩泉駅992
広い駅前広場を活用してバス停に生まれ変わり、
いまでも町の交通ターミナルとして存在しています。
旧岩泉駅999

短い滞在ですが、ふたたび国道455号線を西に向かいます。
途中、ちらりとホームのようなものが見えたので後戻り。
旧二升石駅跡ですね。
旧二升石駅003

小本川本流から逸れ、国道340号線へ。
少し進むと旧浅内駅です。
旧浅内駅009
旧駅舎がそのまま残されています。
旧浅内駅011
給水塔もそのままで、開業当初は終着駅。
ここから耐火煉瓦の原料が永らく貨物輸送されていて、広い構内が往時を偲ばせます。
旧浅内駅008旧浅内駅005
ホーム端から茂市方。
旧浅内駅007

小本川支流の大川を遡ってゆきます。
大川を渡る鉄橋や
旧浅内~旧岩手大川013旧浅内~旧岩手大川018
さらに支流の小さな沢を渡るコンクリートアーチ橋も残されています。
旧浅内~旧岩手大川025

線路はこの先の大川の集落を経由していましたが、
そのまま国道を進みましょう。
旧浅内~旧岩手大川027
県道と別れてからは、細い谷をひたすら登り4kmほど進むと
工事現場が見えてきました。
旧岩泉線の押角トンネルの岩泉側ポータル。
押角峠029押角峠034
拡張されて2020年度に押角峠道路として生まれ変わる予定です。

国道はさらに高低差100mほど登って雄鹿戸トンネルへ。
なぜか漢字表記が違ってます。でも鹿は居そうな場所ですね。
押角峠036押角峠046
抜けると宮古市に入ります。
押角峠047
サミットからはこんな感じで急斜面にへばりついて下ってゆきますよ。
押角峠512
クネクネを下り終えると、トンネルの宮古側ポータル。
何か建物らしきものも建設中で、休憩施設でもできるのでしょう。
押角峠051押角峠055

このあとは、勾配は緩くなれど狭い道が続きます。
存外、車の往来があって、対向車には要注意です。

途中でこんなものも見つけました。
駅の跡は川の向こう岸にあるため近づけません。
旧押角駅513

谷の幅は徐々に広がって、旧岩手和井内駅跡。
旧岩手和井内駅058
レールバイクがあるのか!
オッサン一人で乗っても楽しくはないので、またの機会といたしましょう。
他の駅と違って駅名標も残ってました。
まだまだ暑い日差しの下、ひまわりもさすがにげんなりしてました。
旧岩手和井内駅061


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