キハ40系350番台入線・整備 -追い出された土地に舞い戻った優駿浪漫- | 豊田電車区(東トタ) -Next Generation-

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こんにちは、渋谷くずはです。

 

今回は381系ゆったりやくもと同時に入線した気動車をご紹介します。

瑞風ではありませんよ

 

 

こちら。TOMIX製、キハ40系350番台です。

 

初回生産時の単品は市場でプレミアが付いていたこの車両。
M+Tの2両セットとなって、実質リニューアルされる形で販売となりました。

 

私は前回発売時に買いそびれていた為、

今回は待望の購入となりました。


実車は日高本線で使用される為に改造を受けたキハ40形で、
以前は苫小牧運転所内にある日高線運輸営業所に所属していました。

※現在は苫小牧運転所(札トマ)所属

元々キハ40形はキハ130形に追い出される形で日高本線からは一度撤退していますが、
キハ130形の想像を超えた早期老朽化によってキハ40形が改めて投入される事になります。

キハ40が丈夫である事が分かるエピソードの一つです。


外観塗装をキハ160形と同じ白・青・ピンクの三色を配した塗装に改めた他、
空転対策として砂撒き装置を台車に装備。

 

更にキハ130形時代のダイヤを踏襲する為、

エンジンをキハ160形と同じN-DMF13HZB (330PS/2000rpm)に換装しています。

しかしそれ以上の改造は行なわれておらず、冷房装置も付いていません。

むしろ、北海道のキハ40は冷房が付いている車両の方が少ないです。

 

改造当初から専ら日高本線で運用され続けてきましたが、

2015年の土砂流出で鵡川以遠が不通になった事で同線の運用数が減少。

 

現在は苫小牧運転所所属の他のキハ40と共通運用になっており、

室蘭本線・石勝線などでも見る事が出来るようになっています。

一番遠くだと函館まで姿を見せた事も過去にはあるようです

 

3/31で廃止になった夕張支線にも末期は入線しており、

3両編成で運転された最終日の最終列車にも350番台が充当されました。

 

 

モデルを見て行きましょう。

青とピンクの帯は遠目からでも目を引きますね。

 

JR北海道のキハ40形は一部を除いて黄緑と青を配した北海道色の車両が殆どで、

このように特定線区専用の塗装が用意されているのは日高本線と札沼線末端区間ぐらいです。

 

前面には車両の愛称でもある「優駿浪漫」の文字が、

側面には日高山脈のイラストが描かれており、日高本線の専用車である事をアピールしています。

 

行先パーツは「ワンマン」が製品出荷時から付属しており、

交換用のパーツは付属していません。

 

タイフォンは選択式となっており、

後述の付属パーツから選択するようになっています。

 

また、M車とT車で車体形状に差異が見られます。

M車はタイフォン脇の所に窪みが見られ、T車は窪みがありません。

 

これは窪みがあるのが従来からのタイプで、

700番台や1700番台も含めて後天的な改造でランダムに埋められているようです。

 

床下は今回の製品から単品売りの1700番台に合わせて黒色で表現されるようになっており、

グレーで表現されていた前回製品(#8440)との差異が見られます。

 

 

屋根上。

冷房化改造がされていない為、屋根上に並ぶベンチレータが目を引きます。

 

こちらも前回製品と異なって屋根上の水タンクが撤去された姿を再現しており、

同様に水タンクを撤去した1700番台に合わせる形になっています。

 

 

付属パーツ。

ユーザー取り付けパーツとして、タイフォンと信号炎管に無線アンテナが付属しています。

 

 

インレタ。

10両全てが収録されていますが、前述の車体窪みの有無で使える番号が分かれます。

 

 

ライトチェック。

問題ありませんね。

 

さて、紹介はここまでで。

この記事を書いている間に行った運転会に持っていったので、

最低限走行する為の整備を行いました。

 

 

タイフォン・信号炎管・無線アンテナの取り付けを行いました。

タイフォンはメーカー推奨のCタイプを装着しています。

 

車番に関しては純正のインレタではなく、

トレジャータウンから検査・所属表記やサボも含んだインレタが発売されているのでそちらを使う予定です。

ですので現時点では車番は貼らずにそのままにしておきます。

 

 

以上、キハ40系350番台の紹介でした。

今まで当区の北海道型は特急車がメインの布陣でしたが、

キハ40 1700の配備をきっかけに少しずつ普通列車用の車両も配備を進めています。

 

今はまだJR化後の車両・塗装が大半を占めていますが、

そのうち国鉄時代の車両も導入して行きたいですね。

 

それではこの辺りで。

お付き合い頂き、ありがとうございました。