HBC北海道放送のニュースによると、JR北海道は20年春のダイヤ改正で特急列車の名称に使われている”スーパー”の呼称を廃止する見通しであることが明らかになりました

http://news.hbc.co.jp/a617085daccc31f235f68813fc0ae701.html

 

JR北海道管内では、17年春改正で「スーパーカムイ」が「カムイ」へ、「スーパー宗谷」が「宗谷」に改称され、この2列車からは”スーパー”の呼称が廃止されました

この流れを受けて、18年春改正で北斗系統の使用車両がキハ261・281系に統一された時に、全列車が「北斗」になるのかと思いきや、「スーパー北斗」に改められたことから、列車愛称についてはなにやら一貫性のない状態となっていました

 

おおぞら系統では01年に、とかち系統では09年に、北斗系統では18年に、使用車種がJR型車両に統一されていることから、敢えて列車名に”スーパー”を冠する理由は薄れていることから、今回の判断は妥当なのではないしょうか?

ところで、JR東日本では同じく20年春のダイヤ改正で「スーパービュー踊り子」の名称が251系の引退に伴い廃止されることが見込まれています

 

つまり、来春以降で列車名に”スーパー”の呼称が残るのは、中国地方を走る「スーパーはくと」、「スーパーまつかぜ・おき・いなば」の4列車のみとなります

そのJR西日本でも、01年に「スーパー雷鳥」、06年に「スーパーやくも」、12年に「スーパーくろしお」の各名称を廃止しています

 

上記の4列車にしても車種が統一されていることから、敢えて”スーパー”を列車名に冠する必要性は薄く、現行の列車名がいつまで使用されるのか不透明です

90年代に列車名として興隆を誇り、日本の鉄道界を席巻した”スーパー”の接頭辞ですが、どうやら気が付けば消滅一歩手前の段階まで来ているようです

 

▲”スーパー”の呼称も今年度で見納め…?