安家川橋梁に続いて、旅記録183号車の途中で立ち寄った太田名部(おおたなべ)橋梁です。
三陸鉄道リアス線普代~白井海岸間にあって普代村道を跨ぐ橋梁です。
上路PCハウトラス橋で、長さは24.0mです。
数少ないPC(プレストレスコンクリート)トラス橋の一つ。
車内から見るとコンクリートガーダー橋にしか見えませんが、
下から見上げるとしっかりとPCトラス橋です。
先に紹介した安家川橋梁に先行してモデルケースとして作られました。
設計・施工方法は安家川橋梁と全く同じ。
2年先の昭和48年に竣工しています。
供用開始までに、2.94tの重りを30個積み上げて試験を行い、
たわみ、ひずみ、ひびわれなど、得られた様々な測定結果が
安家川橋梁架設に生かされているそうです。
安家川橋梁のことを調べなければ気がつくこともなかったです。
一見地味なコンクリート橋ですが、ここから安家川橋梁が始まったとも言えますね。
鉄道コムで「太田名部橋梁」を調べてみる