10月14日は鉄道の日です。
鉄道の日に合わせたイベントシーズンが到来し、読者の皆様もお出かけする機会が増えることと思います。
私も今期の「初陣」として、毎年恒例となりましたJR東日本長野総合車両センター公開イベント「JR長野 鉄道フェスタ」に遠征してきたので、今回はそちらの参加レポートをお届けします。
開場早々、まずは来場の目的である鉄道部品販売ブースへ向かいます。
今年の即売品の品揃えはこんな感じ。
長野公開の即売では近年最悪の品揃えですね・・・。
昨年は185系・E351系に偏っていたとはいえ、種類も品数もそれなりのものがありましたが、今年は販売開始前で昨年の200番目時点と同等くらいな気がします。
そんな中で目ぼしいものは、189系?の同期進段式巻取器(単体)、189系(損品)・115系・キハ110系の方向幕単品、189系の指定/自由の表示板、臨時列車関係のプラサボくらいでしょうか。
こんなもんが目ぼしいなんて書いている時点で、JR東日本の部品販売の置かれた厳しい環境が垣間見られます・・・。
しかも、ただでさえショボイ品を巡り購入順番の抽選が行われるわけですが、販売品がショボくなったにもかかわらず、なんと昨年の約350人より増えて406人も集まったという、まさかの二重苦となりました (^_^;)
昨年は奇跡の一桁を引き当てましたが、今年の抽選結果は・・・
清々しいほどのカス番でした\(^o^)/
集まった人数(406人)よりデカい数字って、どういうこっちゃ。
しかし昨年の番号(9番)と平準化すると、ちょうど中間値の200番くらいになるので、確率論的には帳尻が合うんですよね。
それに昨年の一桁と今年の一桁では価値が全く違うので、ここで不運を使ったのはある意味ラッキーだったかもしれません。
(とでも思っておかないと、やってられません(^_^;) )
で、その410番の負け犬が買った品がこちら。
まさかの吊り革一つです・・・。
吊り革と号車札しか残っていませんでしたが、このタイプの吊り革はを持っていなかったので迷わずこちらを選択しました。
続いて入札品。
189系狙いの方は幕が3種類も出たので良かったかもですが、個人的には189系はさほど興味が無いので、イマイチ琴線に触れない内容でした。
E351系の幕だけ札を入れましたが、相変わらずの高値だったため落とせず。
これにて部品販売は終了です。
来年もこんなんだったら、もはや長野に来る意味は無くなりそうですね・・・。
部品販売のあとは、いつものように工場内をプラプラします。
今年の車両展示の目玉はこちら。
今年3月に引退した長野所属の189系N102編成です。
今回の展示後に解体されるらしいので、今年は189系目当ての人が多く来場していたみたいですね。
奥に居るE257系と並んで展示されており、車内見学には整理券が必要でしたが
人が集まりすぎて早々に整理券の上限に達してしまい、残念ながら貰い損ねて車内には入れませんでした・・・。
まあ189系は特に思い入れも無かったので別にいいんですが、これがキハ183系とか781系だったら発狂していましたね (^_^;)
整理券不要の車外撮影も激混みだったので、189系の撮影はあきらめ奥の解体線へ。
こちらも本イベントの直前に大きな動きがあったので、多くの人が群がっていました。
ED60 1、クロ253-1、E257系付属×2、高崎115系が留置されていました。
ちなみに2017年の同じ場所の様子。
長い間ここに放置されていたEF62 3とEF63 19が、先月辺りに相次いで解体されてしまったのです。
こうなると、ED60とクロ253の行く末も気になりますね・・・。
続いて解体線横の展示スペースへ。
こちらでは209系訓練車、115系訓練車、クモユニ143が展示されていました。
長野の訓練車は115系から209系へ更新されたようで、新旧訓練車が並びました。
115系の種別幕には「ありがとう 3代目115系」の文字があったので、もしかしたら近いうちに動きがあるかもしれませんね。
こちらが4代目の訓練車である、209系長野色。
長野色はどの車両でも合うので、営業車両として1両も纏うことが無かった209系でも、違和感が全く無いですね。
続いて工場内へ。
こちらは東海道線への転用工事真っ最中のE257系です。
リニューアル前の車両と並んで留置されていました。
こんな光景も、改造工事中ならではですね。
別の建物の中には、こんなものも。
E257系2000番台用のシートが、ずらりと並んでいました。
0番台のモケットも特徴的でしたが、2000番台もなかなかの柄ですね。
こちらは地元飯山線の観光列車である「おいこっと」。
実物の「おいこっと」を見たのは、これが初めてです。
検査中であったため、連結器が取り外され電連だけ宙ぶらりんになっていました。
電連をこんな状態で見たのは初めてだったので、ちょっと新鮮でした。
さらに、他社の車両であるえちごトキめき鉄道のET127系も居ました。
車体全体に広告ラッピングが施されていますね。
他社の車両と言えば、こちらもチラ見できました。
前日にやってきたばかりの相鉄10000系10701編成です。
機器更新のための入場という噂ですが、真相はどうなんでしょうかね。
あとは、そのほかの話題を少し。
こちらも毎年出展しているJRバス関東ブース。
今年は2階建てバスを、わざわざ東京から持ってきたようです。
こちらの車両は、スウェーデンの「スカニア」というメーカーの車両で、東京~名古屋の昼行便と、東京~大阪の夜行便に充当されているそうな。
せっかくなので、中も見学させてもらいます。
まずは階段を登って2階から。
公式ページで「ヨーロピアンスタイル」と宣伝しているだけあり、たしかに国産メーカーとは一味違うデザインですね。
2階の最前列は展望席になっています。
眺めは良さそうですが、事故った時のことを考えると少し怖いですね (^_^;)
続いて1階の様子。
座れば問題は無いですが、天井が低く175cmの私だと屈まないと歩けない狭さです。
1階席はあまり乗りたくないですかねぇ。
工場内を走り回るカートにも変化が。
昨年まではE351系でしたが、実車に合わせてE353系に更新されました。
こちらは初見の車両。
工場内専用の消防車が展示?されていました。
といった感じで一通り工場内を回って撤収。
シャトルバスで長野駅に戻りますが、今年はシャトルバスにも変化がありました。
例年だと、工場~長野駅はアルピコ交通、工場~運輸支局(駐車場)は長電バスが担当しているのですが、今年の工場~長野駅はJRバス関東が担当していました。
JRバス関東は長野市付近では一般路線を運営していないので、わざわざ小諸市と伊那市の営業所から持ってきたようです。
なんでアルピコ交通が撤退したの?と思ったら、すぐ後ろに答えがありました。
ちょうどバレーボールワールドカップが長野市で行われており、その観客輸送のシャトルバスをアルピコ交通が担っていたため、長野公開のほうはJRバス関東が請け負ったらしいです。
来年以降はアルピコ交通に戻るのか、JRバス関東に鞍替えするのか、ちょっと気になりますね。
長野駅前で遅い昼飯を。
長野に来たら必ず立ち寄る、こちらのラーメン屋で腹ごしらえします。
味噌チャーシューメン大盛りを発注。
今年もこのラーメンを無事に食べることが出来て、悔いなく帰れます (^o^)
昨年は翌日に関電トロリーバスの乗り鉄をするため長野で一泊しましたが、今年は日帰りなので長野駅から高速バスで帰路に着きました。
途中までは順調でしたが、関越道で事故渋滞にハマり45分遅れでバスタ新宿に到着。
今年の長野遠征は、最後まで散々でございました・・・。
過去のレポート記事はこちら。