【スーパービュー】臨時1号,4号運転休止へ~SVO 251系運用離脱!?

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185系とともに30年近く伊豆方面の看板特急として活躍を続けてきた251系「スーパービュー踊り子号」。

本日の1号・4号を以って週末運行の臨時列車である「スーパービュー踊り子1,4号」が運転を休止します。

ひっそりと伊豆特急置き換えの序章が幕を開けました。

「乗った時からそこは伊豆」をテーマコンセプトに登場

251系は、関東では東武鉄道「スペーシア」・小田急電鉄「HiSE」とともに、バブル景気に乗っかって豪華さを追求した観光特急です。

当時のトレンドであったダブルデッカー・ハイデッカーを全車両に採用したほか、登場時には9・10号車を半個室構造として行楽需要に特化した設計で注目を集めました。

現在でも週末はなかなか席が取れない両端の展望席のほか、10号車には子供室(キッズルーム)を設置するなど、JR東日本の新造特急としては現時点で最も豪華な車両と言って差し支えない列車です。

登場時から定期列車のほか、週末には臨時便を設定しており、全盛期には定期3往復・臨時4往復の7往復体制で運行されていました。

ここ10年近くは最大6往復体制となっているほか、最近は少しずつ臨時列車の本数が削られており、最ピーク期に9号・14号(12号の東京行きver)が運行されるほかは平日3往復・休日4往復という体制が続いていました。

2019年秋の臨時列車プレスリリースにて、10月12日以降は臨時便である「スーパービュー踊り子1,4号」が185系の「踊り子161,164号」として設定されています。

これ自体は4編成配置・週末は4運用という251系では定期検査施工時にみられる措置で珍しくはないものの、通常3~4週間で元に戻るはずのこの臨時列車設定が11月まで続くことが判明しています。

251系は毎年1編成が編成番号順に定期検査を施工するといった流れとなっており、昨年施工されたRE-2編成が最終全検出場ではないかと噂されています。

これが事実だとすると、検査切れが近いRE-3編成が検査切れとともに離脱するか、休車措置を取ることで年末年始・河津桜まつりといった繁忙期に温存させておくかのいずれかの動きが考えられます

また、車両の故障が続いているRE-1を運用を外す可能性も考えられますね。

ファンとしては、定期検査を施工して旧塗装のリバイバルに期待したいところですが、離脱期間の異常な長さを考えると実現可能性は低そうですね。

251系の今後は?

2020年3月ダイヤ改正により、新型特急「サフィール踊り子号」の運転開始が発表されており、これに置き換えられる形で251系「スーパービュー踊り子号」は運転終了となる見通しです。

サフィール踊り子号は平日1往復・休日2往復程度の運転となることから、現在のスーパービュー踊り子3,2,7,10号についてはE257系2000番台の新型(?)踊り子号により代替される可能性が高そうです。

このままひっそりと引退するかと見られている251系ですが、先日、宇都宮線の大宮~小山駅間で試運転を行って話題を集めました。

試運転を行ったのがRE-1編成ということで、先週末に発生した故障明けの試運転である可能性が高そうです。

登場時には臨時列車で水上・草津方面、房総方面、そしてスーパービュー踊り子51号として宇都宮駅始発が設定されたことのある251系。

引退前のイベント走行で、車両を保有する大宮支社管内の黒磯方面までの走行について少し期待が持てる試運転となりました。

国鉄型の生き残りである185系がファンから注目されがちですが、JR東日本黎明期を象徴する車両だけに、その去就が気になる存在ですね。

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動画資料集

YouTubeチャンネル【鉄道ファンの待合室資料館】にてこの列車についての動画を公開しています。チャンネル登録・コメント・評価もお願いします。

コメント

  1. 佐々木義明 より:

    251系を全て廃車解体させてまでも朝の下りと夜間の上りは普通列車に格下げさせ、グリーン車以外はバリアフリー最重視のE231系への置換によって誰でも乗れるよう、観光よりも日常の通勤・通学最重視のダイヤにすべきだと思います。
    同時に池袋発着を取り止めて東京駅発着に統一し、平日朝の上りと夜の下りのみ運転かつ土休日運休の小田原発着の「湘南ライナー」と「通勤特急踊り子」に一新し、従来の東京側の観光需要よりは早朝の「伊豆急下田」「伊東」「熱海」始発と夜間の「熱海」「伊東」「伊豆急下田」行に変更して、現地住民の上京ニーズだけに応えるダイヤにすべきだと思います。