2019初秋の北海道観光列車紀行⑤風っこそうや3号乗車記[その1] | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

北海道旅行2日目です。

本日はこの旅の1番の目的、風っこそうや3号に乗車します。

 

JR北海道支援のため、JR東日本が「びゅうコースター風っこ」を貸し出すという異例の措置を行ったことで運行が実現したこの列車。

 

風っこ車両の前後にJR北海道の「北海道の恵みシリーズ」各1両を連結し、2019年夏に宗谷本線で運行されました。

 

運行区間は2019年7月27日~8月12日が稚内~音威子府間(1・2号)、8月17日~9月8日が旭川~音威子府間(3・4号)。

プレスリリースで発表されたときからぜひ乗りたいと思っていたこの列車。

稚内~音威子府間の北線運行には乗車できませんでしたが、南線運行には今回こうして乗車することができました。

 

それでは、さっそく当日の様子をご紹介していきます。

 

 

 

ホテルを出るとすぐ現れたこの看板。

昨日は夜だったので気づきませんでしたが「氷点通り」というんですね…寒そう…

 

朝の旭川駅。やはり大きいです。

 

今回はクラブツーリズムの往復乗車プランを利用したため、まずは受付を済ませ、改札へと向かいます。

 

改札の電光掲示板には「臨時 7:18 音威子府」の表示。

ちょっと味気ないですが、これが「風っこそうや3号」です。

さっそく7番線へと向かいます。

 

 

すでに風っこそうや3号は停車していました。

 

 

 

編成は音威子府方よりキハ40-1720(道北 流氷の恵み)+キハ48-547+キハ48-1541+キハ40-1780(道央 花の恵み)

先程書いた通り、風っこの車両をJR北海道車がサンドイッチする形で運行されています。

使用されている北海道車は「北海道の恵みシリーズ」。

キハ40の内外装を改造し、道北・道央・道東・道南の4地域のテーマに合わせた4両が運行されています。

風っこそうやにはそのうち道北と道央の2両を使用。

フリースペース扱いで連結されています。

 

 

それにしてもJR東日本車とJR北海道車の連結とは…

珍しい光景です。

 

「道央 花の恵み」方から編成を眺めます。

 

 

 

なお風っこそうやとして運行される際は専用のヘッドマークが取り付けられています。

 

「道北 流氷の恵み」にはサロベツ原野と利尻富士を配したものが、

 

「道央 花の恵み」にはパッチワークの畑とひまわりを配したものがそれぞれ取り付けられていました。

 

 

 

 

さらに側面にも特製のサボが。

ちなみにこれと同じものが旭川駅で販売されていました(笑)

 

 

こちらが小牛田運輸区から遠路はるばる北海道へとやってきた「びゅうコースター風っこ」。

側面が大きく開口しており、風を直接感じることができます。

普段は仙台地区を中心に運行されていますが、今回初めて北海道へとやってきました。

 

 

それでは、中に入ってみます。

 

内装は難燃木材が多用された暖かな雰囲気。

ボックスシートになっていて、それぞれのボックスにはテーブルが設置されています。

中から旭川駅の駅名標を。

このように大きく開口しています。

 

車端にはストーブも設置されています。

北海道運行では使うことはないですが、通常「風っこストーブ号」などの名称で冬季運行するとき使われています。

 

 

その上にはてるてる坊主が。

雨で北線・南線運行のどちらも初日の出発式が中止となっていますからね…

今日は雨に見舞われないでほしいものです(もしかしてフラグ…)

 

それでは、旭川駅の駅員さんに見送られていよいよ風っこそうやの3号の旅、出発です!

それでは、次回に続きます。