多摩線への直通がなくなり、現在は小田原線のみでしか見られなくなった東京メトロの車両。
JR東日本を含めた3社を走れるのが、以前は東京メトロの車両だけであり、小田急線上の直通運用で最も見かけるのが6000系でした。

その東京メトロの車両ですが、元々は準急として本厚木まで顔を出していました。
2000年のダイヤ改正で運転区間が相模大野までとなりましたが、この時点ではまだ小田原線で見られる車両だったのです。

大きな変化は2002年のダイヤ改正で、多摩急行が登場したことで直通の中心が多摩線に移りました。
新百合ヶ丘以西を走る直通列車は小田急の運用のみとなり、見慣れた地下鉄の車両が走らなくなりました。

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走る機会は激減したものの、ダイヤ乱れや代走、臨時列車等で入線する機会があり、新宿入線以上に珍しいものとなっていました。
写真は代走時のもので、幕を装備する車両が充当され、当時としてはかなり貴重な機会でした。