立川駅周辺になぜか2か所駅のある多摩都市モノレールにやって来ました。
多摩の都市間を結ぶモノレール、多摩都市モノレールのコトですよ!
英語名も「Tokyo Tama Intercity Monorail」ですからね。

そこでご紹介するのは、モノレール線開業の1998(平成10)年以来活躍する
こちら、1000系電車です。

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行先はフルカラーLEDで、漢字とローマ字の交互表示だよ。

なんか、跨座式のモノレールって、レールを抱えて走ってるように見えて
あんまりスタイリッシュじゃないのよね。
じゃあ、懸垂式がいいかというと・・・あるのかないのかわからないレールから
ぶら下がって走るのは精神衛生によくないよ?

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「アンタ、ばかぁ?」の某アニメで登場したモノレールです。
第三新東京市を走る「南北線」の新真鶴行き。
多摩都市モノレールが延伸を目指すのは、
八高線の箱根ヶ崎と八王子・・・

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多摩センター行きの列車です。
終点でのお乗換えは、小田急多摩センターから小田急多摩線と
京王多摩センターから京王相模原線です!
え? モノレール多摩センター駅とかって名前じゃないのかって?

「小田急も京王も使ってないので、『多摩センター駅』にさせていただきました。

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「どうも。第11編成の先頭車、1111です」

1000系電車は、跨座式の台車の上に普通の鉄道車体を
乗っけてる感じ。
15メートル級、2900ミリ幅の車体は、モノレールや新交通システムは
こんなもんでいいでしょ、という妥協を許さない、
ほんわかした色に似合わない、厳しいポリシーの裏付けなのでした。

妥協を許さないといえば、車体前面につけられたブラシ!
レールの上に飛散物があるコトなど、絶対の許せないのです!

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あ、第11編成の「1111」プレート!

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さて、多摩都市モノレール線は、西武ドームにもほど近い(?)
東大和市の上北台駅から南下、玉川上水駅で西武拝島線と接続、
JRと接続する立川北・立川南駅を通り、
高幡不動駅で京王線と接続。

多摩動物公園駅までは、モノレールと京王動物園線が並走。
中央大、明星大、帝京大の学生をフル積載で走ります。

そしていつの間にか、多摩センターに到着。

モノレールの影響か、下を走る多摩動物公園前バス停からの
京王バス高11系統高幡不動行きは、「週一本」土曜日のみの運行です。
もともと京王動物園線が並行していますが、免許は維持したいのか・・・。

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青い空によく映える、グレーとオレンジの車両です。
足がいっぱいあるイモムシみたいな動物に見えるのは、
錯覚ですからね!

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上北台行きの列車です。
側面がオレンジじゃない編成が2編成用意されていまして、
広告ラッピングや何かとのコラボ電車で使うためなんです。

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広告主がまさかの京王と動物園でした。
と言っても、多摩動物公園を所有する東京都は大株主で、
京王電鉄もちょこっとだけ出資してるんですよ。

こちらはかつての1000系です。
行先が1色のLEDなんですが、広告向けの編成って開業当時から
設定されておりまして。

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多摩動物公園ラッピングなんですが、わかりますかね。

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というわけで、ちょっと引いてみた。
多摩動物公園へ行こう! とはどこにも明記されていないのに
分かってしまう・・・沿線の名所だからかな?