いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

Bトレをいい感じに撮影する

数十年ぶりに模型趣味を再開して、遊び方の点で大きく異なるのはスマホの存在です。フィルムを気にせず動画まで撮影できますし、後で加工もできます。

以前の記事でも何回か書いていますように、Bトレは車体は短いながら、鉄道シーンとしては妙にリアルに見える瞬間があります。

Nゲージレイアウトなどを本当にリアルに作っておられる方の足元にも及びませんが、Bトレ撮影の上で留意したところを(勝手に)語ります。どなたかのご参考になれば幸いです。



まずは、当鉄道のお立ち台のひとつ、奥羽本線矢立峠風のトンネルです。
ここでは、目線の高さを大昔に実際に現地で撮影した時を思い出しつつ、それっぽくしています。模型はついつい高い目線から写してしまいがちですが、この場所はこれくらいだったような気がしています。列車を完全に見下ろすほどの場所に登るのは、現実にはかなりキツいことが多いです。
トンネルから飛び出し鉄橋を駆け抜ける疾走感を出したくて、カーブにはカントを大げさにかけ直しました。
2枚目の写真には、werbleというアプリでヘッドライトと雪煙を足しました。アプリからは動画として吐き出されるので、スクリーンショットを撮って写真にしています。


これは別角度から撮ったものです。おそらく現地にはこの角度で撮れる立ち位置はないと思います。レンズは200ミリくらいの望遠で狙ったイメージです。
この写真のミソは太陽光です。太陽光下で撮ると、コントラストが上がり、車両のディテールが際立ちます。なかなかこの感じはスタンドライトでは出せません。


ここれは上野駅モジュール18番線での撮影です。国鉄時代のターミナル駅にありがちな「なんだかコンクリ多めの世界」を意識しました。インスタのフィルタ機能で、なんとなく埃っぽい空気感を狙いました。


これは同じ場所ですが、werbleアプリでカマのライトとボンネットのテールランプを合成しました。全体を暗めにして緑っぽさを増やすと、なんとなく夜の駅の蛍光灯多めの世界観に近くなります。本気で夜を表現するなら、もっとちゃんとやらないとダメですね。


これは低速で来るネタ列車を引きつけてから広角で撮ったイメージです。本当はもちろん止まった車両を撮っています。


これは上野駅のホームでふと隣のホームに目をやると、見えた風景というイメージです。小物類は、出来るだけ撮影したくなる場所のフレームに入る位置に配置しています。


これは、お立ち台でキメキメの一枚を撮った後、カメラを手持ちにして80ミリくらいで横を過ぎ行く列車をもう1ショット捉えたようなイメージです。こういう画像を作っていると、現役で列車を追いかけたころの高揚感が蘇ってきます。


こういう写真は実際に撮るのは難しそうですが、模型ならではです。ポータルの雑さが目立ってしまいますね。


これはカーブで200ミリくらいで構えていたところを対向列車に被られたイメージです。


これは太陽光下でスッキリ撮れました。



これはトコトコ走る短い貨物列車の去り際を追ったイメージです。目線的には低い方がよいのですが、奥の車両の存在感としては高い位置からの写真も捨てがたいです。みなさんのお好みはどちらでしょうか?


大概の鉄道撮影は、線路側の低い位置からの撮影になりがちかと思います。列車を捉え、数秒後には真横に列車が迫り、重いジョイント音を響かせ通過していく、、、みたいなイメージです。線路に近づきすぎて怒られるパターンかも知れません。



機関車が客車を牽く感じを後追いするのも好きです。少し線路から距離を取り、望遠で引きつけたイメージです。


函館のようなホームがカーブした駅で、望遠レンズで車両の顔を正面に捉えるのは好きです。駅のいろいろな設備も圧縮効果で密度がギュっと高まります。


これは駅を降りて線路沿いを歩いていると、ホームの列車が見えて、柵越しに撮ったイメージです。


これは冬のひんやりした空気感を狙いました。フィルターで青っぽい画面にすると、澄んだ空気の感じが出るような気がします。




これは背景にiPadを使いました。夕暮れ空は、車両にピントを合わせてしまうと画面が明るすぎて飛んでしまい、難しいです。

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というわけで、なんとなくいつか見た風景を再現しているような気もしてきました。
今後もショーティでユルく風景を作っていきたいです。


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