【初の自走出場】E257系2000番台NA-04編成 長野総合車両センター出場回送

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E257系の東海道線「踊り子号」転用工事が続いていますが、長野では3編成目となるM-104編成→NA-04編成が本日出場回送となりました。

従来は配給輸送で行われていましたが、今回は初めて自走する回送列車としての出場となっているほか、行き先もまさかの幕張車両センターとなりました

4編成目の出場にして、また新たな出場回送の形態となりました。

着々と進む改造と試運転

中央線特急「あずさ号」「かいじ号」の定期運用からの撤退と前後して、秋田・長野の総合車両センターと総合車両製作所にて機器更新工事・転用工事が同時進行しています。

長野と秋田では概ね交互に出場するものとみられていましたが、秋田総合車両センターで改造を終えた元M-110編成→NA-08編成が8月上旬の構内試運転でブレーキ不緩解とみられる発煙するトラブルが発生。

その直後の出場予定日だったと思われる7日には、EF81 141号機が前回出場時の配給列車と同時刻に運転されており、出場延期とみて間違いなさそうです。

NA-08編成は最近再度の試運転が行われたものの、未だ出場していません

そのため、長野総合車両センターの3編成目となるNA-04編成が4編成目として先に出場する格好となってしまいました。

改造の進捗が盛り上がる一方で、出場した車両たちはしばらく静かに留置されていたものの、秋田で最初に改造されたNA-03編成が秋に入ってから活発な動きをしています。

総武快速線・上越線・宇都宮線に続き、遂に新たな活躍の場となる東海道線・伊東線でも試運転を行っています(後述リンクの関連記事で詳しく記しています)。

今回から自走回送・次回以降も同様か

今回の長野総合車両センターからの出場ですが、前回・前々回と2回に渡って配給輸送で古巣である長野を旅立ってきたのとは異なり、自走回送となった点が大きな変化となっています。

最近関東一円で広範囲・長期間の試運転が行われており、誘導障害等の確認が取れたことで今回から自走となったものと考えて差し支えなさそうですね。

なお、この自走の準備のためか、今までは短距離だった長総での試運転についても入念に行われた点もポイントとなりました。

そして、E231系余剰中間車の配給輸送で同所にやってきた長岡車両センター所属のEF64 1030号機ですが、長野で経緯不明の留置・その後10月2日を待ってから返却回送されています。

推測の域を出ませんが、試運転の進捗次第では単9432レを配9432レとして配給輸送を運転することを考慮していた可能性もゼロではなさそうです。

いずれにせよ、側面塗装未完成のNA-09編成・初の完成形となったNA-10編成とそれぞれ1回ずつでEF64形との連結の光景は見納めとなりそうです。

これ以降の新規入場編成も長野県周辺に疎開されていることから、交流電化・EF81形牽引となる秋田総合車両センターからの出場配給輸送についても、完成しているNA-08編成と現在改造が進行中のM-109編成(→NA-07編成?)を含めた計3回で終了となるかもしれませんね。

E257系0~2000番台と機関車の組み合わせは転配完了までしばらく見られるかと思っていましたが、少し展開は異なりそうです。

500番台の転用も商業誌レベルで情報が出てきたところですので、こちらに期待でしょうか。

回送の経路についても次回以降はまた変化しそうですね。

当サイトでも特に力を入れているE257系の転用工事。今後も面白い動きがあれば随時レポートしていきます。

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動画資料集

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