鉄道の車両には、ファンが親しみを込めてあだ名を付けることがあります。
有名なものでは、東急5000系の青ガエル、京急800形のダルマ等でしょう。

小田急の車両にも様々なあだ名があり、公式に付けられたものとそうではないものがあり、意外に多いのです。

古い車両だと、1800形の食パンや、2200形のネコが有名です。
前者は車体の形状から、後者は2枚窓の前面スタイルに由来しています。

2400形にはハイエコノミカルカーという愛称が設定され、略してHE車と呼ばれました。
後継となる2600形は、ニューハイエコノミカルカーとされ、こちらはNHE車と略されます。
初代の地下鉄直通車となった9000形には、その前面スタイルからガイコツというあだ名が付きました。

ここまでは形式に対して付けられたあだ名ですが、特定の編成に対してのものもあります。
5000形の5060Fにはスカートに丸い穴があり、丸ちゃん等と呼ばれていました。
近年で有名なものだと、3000形の3263Fに付けられた変態カバーのような不名誉なものもあります。

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よく考えるなとも思いますが、それだけファンに親しまれているということなのでしょう。
最近の小田急の車両にはあだ名が付きませんが、標準化が進んで特徴が少なくなっているのかもしれませんね。