福岡県にある、西鉄大牟田駅前には、
西鉄大牟田市内線の車両が保存されています。
車内も公開されていて、自由に見学できますので見てきました。
204号は戦中の昭和18年に作られた車両で、
昭和27年に大牟田市内線が休止されたため、
福島線(久留米市ー八女市)、
そして福岡市内線へと移動され、昭和50年に廃車となりました。
その後、山口県で公共施設の一部に使われた後に、
個人有志組織「北九州線車両保存会」に引き取られ、
大牟田市内に移動され、
2019年3月から、この大牟田駅西口前広場に設置されています。
塗装は当時のものではなく、
廃車時の福岡市内線の時の色だそうですが、
独特の車番も含めて、外観は綺麗な状態です。
横の行き先幕などはありません。
中に入ると、
片方の座席はあり、
もう片方は木製のベンチになっています。
駅側(東向き)の運転台は、
そのままの状態ですが、
西側の運転台は、
機器が全て撤去されて、液晶テレビが。
なんらかの催し物ができるようですね。
木製ベンチには、
この車両の歩みと保存に至った経緯の紙が置いてありました。
広告スペースには当時の写真が。
吊革に時代を感じます。
「玉屋」は、長崎と佐賀にある百貨店ですが、
1999年までは福岡にもあったようですから、
福岡市内線の名残ですね。
行き先の「四ツ山」「旭町」は
大牟田市内線当時の始発駅と終着駅だそうです。
さて、次回からは、
今年2019年3月23日から運行を開始した、
西鉄(西日本鉄道)のこの列車に乗車記です。