大人の休日俱楽部の
一度は乗りたい!
「リゾートみのり」「きらきらうえつ」「SLばんえつ物語」
(キラキラSL)
ツアー2回目の報告は、新庄からスタートです。
新庄駅からの陸羽西線はリゾートトレインの運行がないため普通列車で移動します。
1、新庄→余目は、キハ110系の「159D普通列車」。
陸羽東線・陸羽西線はかつて松尾芭蕉も通った経路ですので、
陸羽東線は「奥の細道ゆけむりライン」、
陸羽西線は「奥の細道最上川ライン」
の愛称が付けられています。
2、秋田方面の普通列車は秋田支社の701系。
陸羽東西線はすべて仙台支社の管轄で、小牛田運輸区のキハ110系で運行されています。
陸羽東西線用のキハ110系は「奥の細道」のロゴが入り、窓の下には「鳴子の紅葉」をイメージした赤いラインが入っています。陸羽西線用に窓の下が黄色のラインが入ったものもあるようですが、最近では東西区別なく運用されているのかもしれません。
※新庄→余目の乗車票(指定列車乗車用)
団体旅行ですので、乗車列車は159Dの指定になっています。
雲は多いものの秋になって、空気は澄んでおり遠くまで見えました。
3、余目に到着。余目駅の跨線橋から。
鳥海山も綺麗に見えました。
ここからは鶴岡まで新津運輸区所属のキハ47形に乗車です。
羽越本線・村上駅北方に「交直セクション」があるため、交直両用電車が必要です。ですが常磐線等のように乗客数が多くないので、高価な交直電車ではなく気動車が使われているようです。
4、鶴岡駅まではキハ47形新潟色の「224D・あつみ温泉行き」 に乗車します。
これも来年3月には引退することが発表されている「キハ47形」です。
※余目→鶴岡の乗車票(指定列車乗車用)
鶴岡駅近くになって珍しく「車内検札」がありました。ここは「Suica」区間ではないため検札も実施されているんですね。車掌さん捺印の「入鋏済」がかえって記念になりました。
Suicaが使用できる「大都市近郊区間」や自動改札でチェックされる新幹線など、JR東日本管内ではまず「車内改札」に出会う事は無くなったので、本当に懐かしい光景でした。
私は切符の記念に「入鋏済の印」が欲しくて、磐越西線に乗車した際、車掌さんにわざわざ押していただいたこともあります。
程なくして鶴岡に到着。
鶴岡では途中下車して、鶴岡市出身の時代劇作家「藤沢周平記念館」と庄内藩の藩校「致道館」の見学がありました。
私はかつて映画を良く見た時期もあり、藤沢周平原作を映画化した、
「蝉しぐれ」「必死剣鳥刺し」「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「山桜」「花のあと」を鑑賞しているので大変興味深く拝見しました。
再び鶴岡駅に戻り、ここから新潟までは「きらきらうえつ」に乗車します。
5、485系改・ジョイフルトレイン(JT車) 「きらきらうえつ」
1/25でズームナガシをしてみました。
前面には「ありがとう きらきらうえつ」のヘッドマークも。
485系は国鉄時代には国鉄を代表する特急電車でしたが、国鉄特急色を纏った電車はすでになく。JT車に改造された、この「きらきらうえつ」と「ジパング」「リゾートやまどり」「華」のみになってしまいました。
そして「きらきらうえつ」も9月末で定期運行を終了
その後少しの間、臨時列車としての運用もありますが、その後に廃車されるようです。
※鶴岡→新潟の乗車票(乗車船用)
※「きらきらうえつ」の乗車票(指定席用)
雲は多く「きらきらうえつ」名物の「夕日」を見る事は出来ませんでした。
※「ありがとうきらきらうえつ」の乗車記念券のフォルダーを購入し、偲びます。
7月から上下に乗車すれば、このフォルダーにすべて記念証を納めることが出来ましたが、私は今回の乗車のみ。今回頂いた「乗車記念証」を納めました。
※おまけ:村上~間島間「きらきらうえつ」2017.09.23
村上駅北方の景勝地「岩ケ崎」を行く酒田行き「きらきらうえつ」です。
厚い雲の間から陽の光が漏れ、少しですが海が光りました。左奥には「粟島」も見えています。
7、かすかにですが、「佐渡」も見えました。
ちょっと見えずらいですが、わかりますか?
あたりが暗くなると新潟に到着です。
新潟到着の車内アナウンスは特別な放送もなく、静かに到着しました。
下車して「新潟ホテルメッツ」で解散。一日目は終了でした。
次回からは2回に分け2日目の「SLばんえつ物語」の乗車記になります。
いつも乗車記のように
「SLばんえつ物語乗車編」と「SLばんえつ物語を動かす人たち」
の2回に分けて報告する予定です。よろしくお願いいたします。